おでこのシワの原因は?生活に取り入れたい予防・改善策も!

おでこにシワができる主な原因は、紫外線・乾燥・加齢・表情の癖・目の疲れの5つであると言われています。紫外線や乾燥など環境的な要因や、表情の癖・目の疲れなどの状態は自分ではなかなか気づきにくいものです。

この記事ではおでこのシワの原因5つに加え、おでこのシワ予防・改善を目指す方法を詳しく解説します。シワがなかなか改善せずお悩みの方に向けた情報も紹介するため、ぜひ参考にしてください。

目次

1.おでこにシワができる主な原因

ふとした瞬間、気になるおでこのしわは老けて見られてしまうため、気になる方も多いでしょう。おでこのシワ、たるみの原因は、紫外線、乾燥、加齢、表情の癖、目の疲れなどであると言われています。

また、普段の生活の中にもシワの原因は多数存在します。シワの原因をくわしく知ることで、おでこのシワを予防しましょう。

1-1.紫外線

紫外線を浴びると、コラーゲン・エラスチンの減少が進むと言われています。コラーゲン、エラスチンは肌のハリ、弾力を担う成分のため、紫外線によって減少するとシワができやすくなります。

肌の弾力が低下し、たれることで、シワが入り戻りにくくなるという悪循環に陥りやすい傾向です。おでこだけでなく、目尻や眉間など顔全体のシワの原因となるため、1年中紫外線対策は欠かさないように心がけましょう。

1-2.乾燥

通常であれば、肌は、外側から刺激を防ぎ、内側からは水分の蒸発を防ぐバリア機能によってうるおいを保っています。生活習慣の乱れ、間違ったスキンケア、空気の乾燥などでバリア機能が低下すると、肌のうるおいが保たれにくくなります。

乾燥が進むことで潤いが保持できず、肌表面のキメの乱れ・しぼみとなりシワができてしまいます。おでこはテカりやすい印象がありますが、実は乾燥しやすい部位であるため、保湿が重要です。テカリが気になる場合も、あぶらとり紙を頻繁に使用すると、かえって皮脂不足となり、乾燥が進むため注意しましょう。

1-3.加齢

肌にはコラーゲン、エラスチンなど肌の弾力を保つための成分が欠かせません。しかし、年齢とともにコラーゲンやエラスチンが減少するため、肌のハリや弾力は低下します。

加齢とともに、枕の跡やマスクの跡が取れなくなるのもコラーゲン、エラスチンが減少することが原因と言われています。加齢はおでこのシワだけでなく、目じりや口周りの細かいシワの原因にもなるため、早めのエイジングケアを心がけましょう。

1-4.表情の癖

おでこの周りを動かす表情筋は「前頭筋(ぜんとうきん)」という筋肉です。前頭筋がコリ固まることで表情のクセが定着しやすくなり、シワの原因となります。

眉を上に引き上げる表情をすることが多い方は、おでこのシワができやすくなる恐れがあります。肌にハリがある場合は、表情の変化でシワができたとしてもすぐに戻りますが、紫外線や加齢などで肌のハリが低下していると、シワが定着しやすいため、注意が必要です。

1-5.目の疲れ

おでこのシワの原因となる前頭筋は目の筋肉とつながっているため、目が疲れやすくなると、前頭筋に力が入りやすくなります。

目が疲れていると、まぶたを開ける筋肉である「眼瞼挙筋(がんけんきょきん)」も固まってしまい、無意識のうちに目を開けるときの動作が大きくなり、おでこのシワがつきやすくなるでしょう。PCやスマホをよく利用する方は特に注意が必要です。

2.おでこのシワ予防・改善が期待できる方法4選

気になるおでこのシワは、できるだけ早くケアしましょう。シワが深く定着しないよう予防し、今あるシワを目立たなくするためには、日頃の習慣に気をつけ、適切な対策を講じることが大切です。

ここでは、スキンケア、紫外線対策、セルフケア、表情の4つの対策について紹介します。

2-1.保湿などのスキンケアを見直す

乾燥はおでこのシワの原因となります。毎日のスキンケアを保湿重視に見直すことで、おでこのシワが緩和する可能性があります。
洗顔後は肌の水分と油分のバランスが崩れやすいため、肌の刺激にならないよう、ハンドプレスで優しく保湿化粧品をなじませましょう。化粧水でうるおいを与えて、乳液やクリームといった油分で水分が蒸発しないよう蓋をします。オイリー肌でテカリが気になる場合は、オールインワンジェル、軽めの乳液などでしっかり保湿しましょう。

なお、洗いすぎは必要な皮脂まで落としてしまうため、洗顔は1日2回に留めます。

2-2.紫外線対策を徹底する

おでこのシワの原因となる紫外線は、しっかり防ぎましょう。日焼け止めは、朝に一度塗るだけでなく、こまめに塗り直すことでより高い効果を期待できます。また、日焼け止めを塗るだけでは紫外線対策が十分ではないケースもあります。つばの広い帽子や日傘を併用して、おでこへの紫外線を防ぎましょう。

さらに、紫外線のダメージは蓄積されるため、サングラスやアームカバー、長ズボンなどを着用して肌全体の露出を防ぎます。外出は紫外線の強い時間帯を避けるとよいでしょう。

2-3.エクササイズ・セルフケアを行う

おでこのシワ防止のために、おでこの筋肉や頭皮のエクササイズやセルフケアを行うのも効果的です。

おでこの筋肉のセルフケア方法

1.眉の上に親指以外の指を押し当てる
2.指は動かさないようにしながら、4回小さく頷く
3.1~2を後頭部に向かって繰り返す
4.朝晩の2セット行う

ポイントは、皮膚への摩擦予防のため指ではなく頭を動かすことです。直接おでこのシワに力を加えると、刺激が強すぎてシワが悪化する可能性があるため、額とつながる頭皮をほぐすようにしましょう。

おでこ周囲の血流を改善する可能性が期待できるため、頭皮のケアも行ってみましょう。

頭皮のセルフケア方法

1.親指以外の指を耳のライン、小指はこめかみにあてる
2.頭皮を揉み上げる
3.百会(びゃくえ)のツボ(両耳から頭頂部へ向かった部分と顔の中心から頭頂部へ向かった部分が交差するところ)を親指以外の指で10回刺激する
4.頭頂部から首にかけて、指全部を使ってゆっくり力を加える
5.2~3回繰り返す

定期的にセルフケアを行い、おでこのシワ予防を心がけましょう。

2-4.表情に注意する

表情の癖によるおでこのシワを予防するには、表情に注意することも必要です。眉を上にあげる表情の際、おでこの動きが大きいとシワが定着しやすくなるため、目元の筋肉だけを使って目を開けるトレーニングをしましょう。

眼精疲労が溜まると、眉毛やおでこの筋肉を使って目を開けようとするため、目の疲れを取ることにも注意が必要です。目の周りのツボである「攅竹(さんちく)」「清明(せいめい)」などを押して疲労回復を心がけてください。また、蒸しタオルを目元にあてて、血行を促すのも眼精疲労回復に効果的と言われています。

3.おでこのシワがなかなか改善しないときは?

おでこのシワ解消を期待してセルフケアや生活習慣の変更といった対策を続けても、なかなか変化が見られない場合もあります。顔が疲れて見えたり、暗い印象になるため、いきいきとした表情を取り戻したいと感じる場面もあるでしょう。

シワを目立たなくする施術の一例として、切らずに施術できる医療ハイフという方法もあります。ハイフとは「高密度焦点式超音波」のことで、高密度の超音波で肌をリフトアップする治療です。

美容医療の施術には、医療ハイフの他にもボトックス注射・ヒアルロン注射・額リフトといった方法もあります。

まとめ

おでこのシワを予防・改善するためには、原因を把握し、悪化させない生活を送ることが大切です。また、予防・改善が期待できる方法として、スキンケア・紫外線対策・セルフケアなども徹底しましょう。特に、表情の癖は自分では気づきにくいポイントであるため、意識的に、表情筋のトレーニングなどを行うことがおすすめです。

なお、おでこのシワは目立つため、できるだけ早く改善したいと考える方もいるでしょう。シワ改善効果が期待できる美容医療の施術には、ハイフ・ボトックス注射・ヒアルロン注射などが挙げられます。

【記事に関する免責事項】

・当記事は未承認医療機器による治療の内容が含まれています。
・記事内で触れている未承認医療機器について、国内に同一の成分や性能を有する他の国内承認医薬品等はありません。
・ハイフ治療の副作用・リスク:感染、熱傷、神経麻痺、色素沈着、毛包炎、紅斑
・治療の効果や痛みの感じ方には個人差があります。

この記事を監修したドクター
STスキンクリニック青山

院長 田澤しおり 先生

シワの種類を4タイプに分けて解説!注意すべきシワの原因も

代表的なシワの種類は、乾燥ジワ・表情ジワ・真皮ジワ・たるみジワの4つです。それぞれの特徴やできやすい場所などを把握し、適切なケアを行いましょう。また、シワのケアを行うにあたって、シワの原因を考えることも重要です。

この記事では、シワの種類の詳細から、シワが深くなる5つの原因と対策までを解説します。シワが気になるものの、どのような方法で予防や改善ができるか分からずお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

目次

1.主なシワは4種類

人間の肌は、「表皮」「真皮」「皮下組織」という3つの皮膚層で構成されています。

名称構造役割
表皮(約0.3mm)角質層、顆粒層、有棘層、基底層水分保持、外部の刺激からのバリア機能
真皮(約1.5mm)コラーゲン、線維芽細胞、血管、皮脂腺、汗腺表皮を支え、肌の潤いや柔軟性を維持
皮下組織筋肉、脂肪、動脈、静脈、リンパ管体温の維持、刺激を和らげる

「シワ」とは、肌の表皮や真皮に現れる線・ヒダ・隆起のことを意味し、老化過程の変化として発生します。一言でシワと言っても、「発生の原因」や「肌のどの部分まで及んでいるのか」によって下記のような種類に分けることができます。

乾燥ジワ皮膚の水分や柔軟性が失われることでできるシワ
表情ジワ同じ表情を繰り返すことで起こる線状のシワ
真皮シワ肌老化や紫外線ダメージにより発生する深いシワ
たるみジワさまざまな要因により皮膚が垂れ下がることで起こる深いシワ

正しく予防やケアをするためにもシワの種類について理解を深めましょう。

1-1.乾燥ジワ

乾燥ジワとは、乾燥小ジワやちりめんジワとも呼ばれる表皮に現れる比較的浅いシワです。皮膚の水分量が不足し乾燥状態になることで「角質層が厚くなる」「ターンオーバーが早まる」「しなやかさが失われる」といったさまざまな変化が起こります。このような乱れた肌コンディションの状態で皮膚を動かすことで、表皮が落ちくぼみ溝(シワ)が発生します。

瞬きや咀嚼などで動きのある目尻や口元に発生する傾向にあり、人によっては30代頃から目立ち始めるでしょう。他のシワと比べて対処しやすいのが特徴で、水分や油分を補うことで症状を和らげることができます。

1-2.表情ジワ

ハリと弾力性のある肌ではすぐに消えてしまう表情癖による線も、柔軟性が失われた肌ではクッキリとシワとして刻み込まれ「表情ジワ」として定着してしまいます。目を細める、眉を動かす、眉間に力が入るなど、表情が豊かな人や顔の動きに癖を持っている人に起こりやすいシワです。早い人では30代頃から「ついたシワが消えにくくなった」と感じる人が増え始め、40代以降では表情を変えていない時にもシワが目立つようになってきます。

シワができている部分から、自分がどのような表情の癖を持っているのか考え対策をしましょう。併せて保湿ケアも行い、肌の柔軟性を保つことも大切です。

1-3.真皮ジワ

真皮の保湿力や弾力性が失われ、表情ジワや乾燥ジワがより深く真皮部分にまで刻み込まれることで発生するのが「真皮シワ」です。40代後半~50代のターンオーバーが遅くなるタイミングで一気に目立つようになり、年齢とともにその数が増します。

紫外線ダメージによる真皮の変性や加齢によって線維芽細胞機能が低下した状態の肌に起こりやすく、保湿ケアだけでの改善は難しいでしょう。コラーゲンやエラスチンといった肌内部のたんぱく質への働きかけを行い、真皮が持つ本来の働きを取り戻すことで進行を和らげる効果が期待できます。

1-4.たるみジワ

筋肉の衰え・紫外線ダメージ・皮下脂肪の増加・姿勢・喫煙・生活習慣などにより、皮膚が脂肪や皮膚組織を支えられず垂れ下がった状態になることで、たるみが発生します。たるんできた部分が折れて線のようになることから始まり、次第に深くシワとして定着したものが「たるみジワ」です。

現れる部分によって「ほうれい線」とも呼ばれるこのシワは、目の下のくぼみや首の下などにも起こりやすく、老化による衰えとして多くの人が悩まされる深いシワです。特に、若い頃からスポーツを楽しんでいた方など紫外線の影響を強く受けていた人は要注意です。

肌を内側からケアすることに加え、代謝の改善やハイフ(高密度焦点式超音波)といったたるみ治療も併せて行うとよいでしょう。

2.要注意!シワが深くなる5つの原因

シワは、表皮に現れた浅い時点で対策することで進行を防げる可能性があります。特に、深く刻まれた真皮ジワをすぐに目立たなくすることは難しいため、日頃からのケアを心がけてください。

シワが深くなる5つの原因と今日から実践できる方法を確認し、健やかな肌を目指しましょう。

2-1.紫外線

「紫外線」とは太陽光から発せられる目に見えない光線のことで、「UVA」と「UVB」という2つの波から構成されています。

波の種類特徴
UVA(紫外線A波)●真皮層にまで影響を与える
●コラーゲンやエラスチン組織の破壊、変性
●通年降り注ぐ
●雲やガラスも通過する
●蓄積され、後から影響が出る
UVB(紫外線B波)●強いエネルギーだが、表皮への影響にとどまる
●シミや日焼けの原因
●日本では6月~9月に多い
●雲や木陰などで遮ることができる
●すぐに影響が出る

「UVA」が真皮内の組織を破壊・変性させることで、肌は弾力を失い組織のバランスが崩れ、真皮シワやたるみジワが起こりやすい状態となります。帽子や日焼け止めクリームなど基本的なUVケアを徹底し、肌ダメージの蓄積を減らすよう心がけましょう。

2-2.加齢

人間は20~30代をピークにさまざまな身体機能が衰えを見せはじめ、肌にも次のような大きな影響を及ぼします。

線維芽細胞の機能低下肌の弾力・保湿を司るコラーゲンやエラスチンといったたんぱく質を生成する「線維芽細胞」の機能が低下。これにより、乾燥・張りの低下・肌バランスの乱れが起き、シワができやすくなる。
筋力の低下表情筋の力が低下することで、顔の皮膚組織を支えきれなくなりたるみが発生。たるみが定着することで深いたるみジワとなる。
基礎代謝の低下代謝が悪くなることで、肌のターンオーバーが遅くなり角質が重層化して乾燥の原因となる。また皮下脂肪が増加することにもつながり、たるみを引き起こす。
女性ホルモン量の低下女性ホルモン量が低下することで、エストロゲンの分泌元である卵巣の機能が低下。エストロゲンが減少することで、肌の弾力や水分量の維持が難しくなる。

乾燥には保湿・代謝低下には適度な運動など、機能低下で失われた部分を日々のケアで補うことを意識しましょう。

2-3.乾燥

水分不足となった肌は、細胞が乾いて縮んだような状態になります。シワの始まりはこの乾燥肌が原因となっていることが多く、乾燥ジワの発生だけでなく他の種類のシワにも悪影響を及ぼすため注意が必要です。

表皮性のしわ予防において「保湿」は非常に重要です。スキンケア法を見直し、化粧水や美容液を活用した肌表面からのケアを徹底しましょう。また、こまめに水分補給を行い、体内の水分量もしっかりと維持することも大切です。

2-4.ストレス

心身に「ストレス」という名の負荷がかかると、肌にも次のような影響が及びます。

ストレスによる肌への影響
●表情筋がこわばり、表情ジワができやすくなる
●ホルモンバランスが乱れ、ターンオーバーが乱れる
●活性酸素が多く生成され、細胞の酸化(老化)が起こる

ストレスを溜めないためには、生活習慣を整え適度に身体を動かすことがおすすめです。就寝前のストレッチや半身浴など、心と身体を労わり上手にストレスを発散させましょう。

2-5.生活習慣

次のような生活習慣の乱れは、老化現象を早めることにつながりシワを深くする原因となります。

食生活の乱れ糖質過多(糖化)による新陳代謝の低下や油分の摂りすぎによる抗酸化物質の消費は、皮膚の健康を乱す原因となる。また、たんぱく質やビタミンの不足により肌の状態が悪くなる。
睡眠不足睡眠不足は、肌の新陳代謝に関係する成長ホルモンの分泌量低下を引き起こす。ハリが失われ、シワやくすみの原因となる。
喫煙煙草に含まれる有害物質の影響により、コラーゲンの生成が抑制される他、血行が悪くなり肌の老化現象が早まる。

キメの整った肌を維持するためにも、乱れた生活習慣を見直し心身ともに健康的に過ごしましょう。

まとめ

人間の肌は、表皮・真皮・皮下組織の3つで構成されており、真皮まで達する深いシワは、セルフケアでの改善が難しいと言われています。また、シワの原因は、紫外線・加齢・乾燥・ストレスなどと言われており、それぞれしっかりと対策を行いましょう。特に、紫外線対策は室内や冬場も気を抜かず行うことが大切です。

シワに効果的なハイフをはじめ、さまざまな手法があるため、検討してみてはいかがでしょうか。

この記事を監修したドクター
CLINICA BellaForma

院長 佐藤 英明 先生

ハイフのダウンタイム期間はどのくらい?副作用の対策方法も紹介!

ハイフはたるみ改善やリフトアップ、肌の引き締め効果などが期待できる美容施術です。超音波による施術のため、メスを入れる美容整形よりも気軽に受けられると、多くの人から人気があります。

ハイフに興味はあるものの、ダウンタイムや副作用が気になり、施術を受けるべきか迷っている人もいるのではないでしょうか。 そこで今回は、ハイフのダウンタイム期間や、現れやすい副作用と副作用の対処方法についてご紹介します。美容に興味のある人でハイフを検討中の人は必見です。

<目次>

目次

1.ハイフのダウンタイムはどのくらいある?

美容整形などと同様に、ハイフにもダウンタイムがあります。ダウンタイムの具体的な期間は施術した部位や肌の状態などによって異なるものの、どのくらい続くのか気になる人も多いでしょう。

ここでは、ダウンタイムの一般的な期間と、副作用が現れた場合の期間について解説します。

1-1.一般的なダウンタイム期間

ハイフによる施術は肌へのダメージが少ないため、ダウンタイムは比較的短い傾向にあります。施術後1時間~1週間程度でダウンタイムが終了する人もおり、肌の状態に問題がなければそのままメイクをして帰宅することも可能です。

ただし、ダウンタイム期間は施術内容や施術箇所、個人の状況などによって異なります。

1-2.副作用が現れた場合のダウンタイム期間

肌へのダメージが少ないとはいえ、ハイフによる施術で副作用が現れる場合があります。副作用が現れた場合、副作用の内容や程度にもよりますが、ダウンタイムが多少延びます。長くても2週間程度であることが多いです。

また、1~2週間後に予定を控えている人は、事前にハイフの予約を入れておくのがおすすめです。早めに施術を受けておけば、予定のある日までにはダウンタイムが終了し、ハイフの効果を実感した状態で予定に臨めます。

2.ハイフのダウンタイム期間中に現れやすい副作用

ハイフは比較的副作用が少なく、日常生活に支障が出るケースはあまりありません。ただし、副作用の症状や程度には個人差があり、人によっては副作用が強めに出てしまうこともあります。副作用は肌の状態や体型なども関係するため、施術後の副作用が気になる人は事前に医師へ相談しましょう。

ここでは、ダウンタイム中に現れやすい副作用の症状について、詳しく解説します。

2-1.赤み・腫れ

ハイフの施術後は、照射の熱によって赤みが出たり腫れたりする場合があります。症状はメイクで隠せる程度であることがほとんどですが、赤みが出やすい体質の人は症状が強く出たり、長引いたりすることもあるでしょう。また、脂肪が多い部分に照射すると、腫れが現れやすいです。

赤みや腫れは身体が温まると症状が出やすくなるため、施術当日は入浴やサウナ、激しい運動などを避けましょう。紫外線から肌を守り、保湿をしっかり行うことも大切です。赤み・腫れの症状は、長くても1週間程度で治まる人が多い傾向です。

2-2.むくみ

ハイフを照射した直後は、顔がむくむことがあります。特に脂肪が多い人は、むくみが起こりやすい傾向にあります。そのため、施術後すぐにリフトアップや小顔効果を感じられない場合もあるでしょう。

むくみの症状は、1週間程度で自然と治まります。リフトアップ効果は、施術から1か月後に効果を実感できる場合もあります。むくみの症状が出ても焦らず、ダウンタイムが過ぎるのを待ちましょう。

2-3.水ぶくれ

照射の際に、肌の状態に対して出力が強すぎると熱エネルギーが肌に伝わって水ぶくれが起こる場合があります。特に骨に近い部位に照射すると、症状が出やすいと言われています。

水ぶくれになった場合、10日~2週間程度で治まりますが、症状が治まった後も色素沈着になるケースがあります。水ぶくれのリスクを減らすためには、ハイフの出力を強くしすぎないことが大切です。

2-4.筋肉痛

ハイフはSMAS筋膜までアプローチする施術のため、施術後に筋肉痛のような痛みが生じる場合があります。人によって痛みの感じ方は異なりますが、チクチクするような痛みや、骨に響くような痛みを感じることがあります。高い出力で照射するほど、痛みも強くなりやすいです。

3.ハイフによる副作用の対策方法

施術後の副作用を緩和したい場合は、症状を落ち着かせるポイントを知っておくことが大切です。個人の状態にもよりますが、対策方法によっては副作用の発生・症状を抑え、ダウンタイムの短縮につなげられるケースもあります。

ここでは、ハイフの副作用を和らげる方法を2つご紹介します。

3-1.肌などの状態に適切な設定で施術を受ける

肌などの状態に対してハイフの出力が強すぎると、副作用が発生するリスクが高まります。副作用の発生を抑えるには、肌などの状態に合わせて適切な出力設定で施術してもらうことが大切です。

高い効果を得たいからと言って、高出力で施術を依頼するのは危険です。副作用の症状を発生させないためにも、肌へ負担がかかりすぎない適切な設定で施術を受けましょう。

3-2.保湿や丁寧な洗顔などのアフターケアを意識して行う

施術後は肌が敏感になっているため、普段よりも丁寧なアフターケアを行いましょう。洗顔の際はしっかり泡立てて、手のひらや指が肌に触れないように洗うことを意識するのがポイントです。また、洗顔時は冷えた水や熱いお湯は避けましょう。ぬるま湯で洗うのがおすすめです。

洗顔後は、乾燥対策のために保湿を十分に行ってください。施術後は肌が乾燥しやすい状態のため、化粧水の後に乳液やクリームでしっかり蓋をして、丁寧に保湿しましょう。

また、乾燥によって紫外線ダメージも受けやすい状態になっています。紫外線対策のため、外出時には必ず日焼け止めを使用しましょう。日傘や帽子、サングラスなどがあるとより安心です。

上記のようなアフターケアをしっかり行うことで、ダウンタイムの短縮も期待できるでしょう。

まとめ

ハイフは肌へのダメージが比較的少なく、ダウンタイムも短い傾向にあります。副作用が現れても1~2週間程度で治まることが多いため、焦らず症状が治まるのを待ちましょう。

この記事を監修したドクター
STスキンクリニック青山

院長 田澤しおり 先生

40歳のたるみに効果的な予防法3選|ハイフ治療のメリット

年齢を重ねるごとに顔が変化することは分かっていても、鏡を見たときに目につくしわやたるみを何とかしたいと悩む人は少なくありません。特に、40代を迎えたころからは、顔全体のたるみが目立ち始める傾向にあります。顔のたるみを改善・予防したい場合は、たるみの原因に応じた予防法を実施することが大切です。

この記事では、40歳から目立ちだすたるみの原因と効果的な予防法を解説します。自分の顔がたるんできたかを判断する基準もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

目次

1.40歳から目立つたるみの原因とは?

人によってたるみが発生するタイミングや原因は異なりますが、おおむね40歳前後から目立ち始めるケースが一般的です。40歳ごろから目立ち始めるたるみには特有の原因があります。たるみの発生源を知ることで、自分にとって適切なケア方法を見つけることができるでしょう。
ここでは、40歳ごろから目立つたるみの原因を3つ解説します。

1-1.加齢による表情の衰え

皮膚と皮下組織の下にある表情筋が衰えて皮膚や脂肪の重みを支えきれなくなり、垂れ下がることが顔にたるみができる原因の1つです。加齢によって身体の筋肉が落ちやすくなるように、顔の表情筋も衰えやすくなります。さらに、筋肉は日常的に使用していないと衰えるものであるため、普段からあまり表情を動かさない人は要注意です。

平均的な日本人が日頃から動かしている表情筋は、全体の3割程度と言われています。デスクワークが多い人や、マスクをつける機会が多い人は特に表情を動かさない傾向にあるため、意識的なトレーニングが重要です。また、普段から同じような表情ばかりを浮かべるクセがある人も、表情筋の発達具合が偏るため皮膚にたるみや歪みが生じます。

1-2.紫外線・乾燥による肌のダメージ

加齢によって皮膚の新陳代謝や回復力が低下した状態で、紫外線や乾燥による肌ダメージが蓄積することも、皮膚がたるむ原因の1つです。

紫外線は皮膚の奥まで達し、活性酸素を発生させることで真皮を形成するコラーゲン繊維を硬くします。さらに、肌のハリや弾力を保つために必要なコラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンなどの成分を生成する細胞への悪影響も少なくありません。真皮が硬くなった上にこれらの成分が減少するとハリを失った皮膚がしぼみ、たるみとして現れます。

また、肌が乾燥するとコラーゲンなどを維持するために必要な水分量が減少してハリが失われやすくなる上、皮膚の新陳代謝も低下します。剥がれにくくなった古い角質が表面の水分を奪い、さらに乾燥を招く悪循環に陥るケースも珍しくありません。

1-3.頭皮のハリの弱まり

頭皮のハリが弱まることも、顔にたるみが生まれる原因です。頭皮と顔の皮膚はつながっているため、頭皮がたるむとその下にある皮膚も同時に垂れ下がります。頭皮のハリが弱まる原因も、顔と同じく加齢や紫外線の影響が大きいと言えるでしょう。

頭皮のマッサージをしたりシャンプーなどを見直したりすることで、頭皮環境の改善は期待できますが、紫外線による頭皮へのダメージまでは防げません。頭皮に日焼け止めを塗ることは難しいため、日頃から帽子や日傘などを使用しできるだけ紫外線を防ぐことがポイントです。

2.【40歳以上】顔のたるみの判断基準

加齢とともに顔の変化が気になってきたものの、実際にどこまで変われば「たるんでいる」と言えるか分からない人も多いでしょう。一般的には、下記のような症状が見られると「顔にたるみがある」と判断することができます。

・目の下や涙袋が目立つようになった
若いときと比べて涙袋が大きくなった・目の下がぷっくりと膨らんできた場合、たるみが生じていると言えるでしょう。目の下のたるみは、皮膚のたるみが原因の場合と、まぶたを開ける眼瞼挙筋が原因の場合があります。

・まぶたが重く見えるようになった、二重の幅が曖昧になってきた
上まぶたの位置が下がって目が細く見える、二重の幅が狭くなってきたという場合も、たるみが生じた状態です。目の上のたるみは、主に「眼瞼挙筋」が衰えて皮膚と脂肪の重さを支えきれなくなり、上まぶたが下がることで生じます。

・ほうれい線、マリオネットラインが強くなった
ほうれい線やマリオネットラインが強くなる原因の多くは、顔のたるみです。頬や口まわりの筋肉が衰えたり伸びたりすることで重さを支えきれなくなり、皮膚や脂肪が垂れ下がることで生じます。仰向けになって鏡を覗いたとき、ほうれい線やマリオネットラインが薄くなっていればたるみが生じている状態です。

3.40代のたるみに効果的な予防法

加齢に伴って生じるたるみを完全になくすことはできません。しかし、40歳をすぎてからでも生活習慣の見直しやたるみに特化したケアを行うことで、できてしまったたるみの進行を緩やかにすることが可能です。

ここでは、40代に見られるたるみの進行をセルフケアで防ぎつつ、今後の発生を抑えたい場合に効果的な方法を紹介します。

3-1.顔回りの筋肉を意識して動かす

加齢による表情筋の衰えが原因でたるみが生じている場合、顔周りの筋トレで進行を抑えられるケースもあります。目元周りが気になる場合は「眼輪筋」、頬のたるみが気になる場合は「頬骨筋」、口周りが気になる場合は「口輪筋」を中心に鍛えるとよいでしょう。

初めのうちは、日頃から意識して表情を豊かにする、食事中に噛む回数を増やすといったことだけでも表情筋を鍛えることが可能です。表情筋を鍛えることでしっかりと皮膚や脂肪の重みを支えられるようになり、たるみの改善に加えて表情のクセが改善される可能性もあります。

3-2.肌質に適したスキンケア・頭皮ケアをする

紫外線や乾燥による肌ダメージが原因でたるみが生じている場合、しっかりと紫外線を防いで保湿をすれば進行を遅らせることが可能です。日光に含まれる紫外線は一年中降り注いでいるため、季節にかかわらず日焼け止めを塗り、帽子や日傘などを活用しましょう。

また、普段のスキンケアや頭皮ケアにも保湿力の高い成分が配合され、かつ肌質に合ったアイテムを選ぶことで乾燥を防ぐ効果が期待できます。ヘッドスパや頭皮マッサージなどもおすすめです。

3-3.生活習慣を見直す

日頃の生活習慣を見直すことでも、顔のたるみ改善が期待できます。例えば、身体が必要とするだけの睡眠時間を確保すると、自律神経やホルモンバランスを整え、肌の新陳代謝を正常化できます。

また、適度な運動により肥満を抑制すれば、顔についた脂肪が原因で起こるたるみの防止につながります。また、偏りのない食事で身体に必要な栄養素をしっかりと摂り込むと、顔の若々しさも維持しやすい傾向です。

4.40歳からのたるみには「ハイフ」でのアプローチも!

40歳から目立ち始めるたるみへの対策として、美容医療の1つである「ハイフ治療」も選択肢に挙げられます。ハイフ治療とは、肌の上から超音波を照射して皮下組織を熱エネルギーで刺激する治療方法です。40代以降の顔がたるむ主な原因の1つである、SMAS筋膜を収縮させることで、たるみ改善効果やリフトアップ効果が期待できます。また、コラーゲンの生成が促されることによる、肌のハリ感アップなども期待できるとして人気です。

ただし、ハイフ治療の効果が感じられるかには個人差があります。たるみの原因や持って産まれた肌質なども影響するため、必ずしもすべての人に納得できる効果が表れるわけではありません。

まとめ

40歳を超えたころから、加齢に伴った表情筋の衰えや紫外線・乾燥による肌ダメージ、頭皮のハリ低下が顔のたるみとして目立ってきます。立って鏡を見たときと、仰向けになって鏡を見たときの印象が変わるのであれば、たるみケアを考えてみてもよいでしょう。

この記事を監修したドクター
CLINICA BellaForma

院長 佐藤 英明 先生

ハイフの仕組みとは?ショット数や副作用に関する内容も解説

ハイフは、顔や身体にメスを入れることなく、リフトアップやたるみの改善などが期待できるとして人気が高まっている美容施術です。施術時間やダウンタイムが比較的短く済むケースが多いため、施術を受けてみようか迷っている方も多いでしょう。

この記事では、ハイフの概要と仕組みや医療ハイフ・エステハイフの違い、施術を受ける際に目安となるショット数を解説します。ハイフで生じる可能性がある副作用なども紹介するため、ハイフを理解してからクリニックを探したいと考える方は、ぜひ参考にしてください。

目次

1.脱マスク生活の美容意識について

ハイフとは、「High Intensity Focused Ultrasound(高密度焦点式超音波)」の頭文字を取った略語で、「HIFU」とも表記します。比較的新しい美容施術の1つで、リフトアップやしわ・たるみの改善、小顔効果が期待でき、施術時間やダウンタイムも短めであるとして人気がある機器です。

人間の皮膚は、表皮・真皮・皮下脂肪・SMAS筋膜の順に層を形成しています。中でも、皮膚がたるむ大きな原因とされているのが、肌の土台に当たるSMAS筋膜の緩みです。以前は、トレーニング以外にSMAS筋膜の緩みを和らげる方法は、外科手術しかありませんでした。

ハイフでは、施術対象となる部位へ高密度に収束させた超音波を照射し、加熱することで起こる熱変性によって皮膚の収縮を狙います。超音波による施術のため、メスや針、糸といったものは使用しません。肌の土台であるSMAS筋膜に熱エネルギーを照射して収縮を促し、リフトアップ効果が実感しやすくなる仕組みです。

ハイフは、ターゲットとなる層に合わせて照射深度を変化させることで、さまざまな肌トラブルや悩みにアプローチできると言われています。また、熱変性を起こした施術部位が治癒する過程で肌組織内のコラーゲン生成も促されるため、肌を引き締めたり潤いやハリを増やしたりする効果も期待できる施術です。

1-1.医療ハイフ・エステハイフの違い

ハイフは、医療ハイフとエステハイフの大きく2種類に分けられるというイメージをもっている方が多いのではないでしょうか。しかし、そもそもハイフ治療は、皮下にたるみやリフトアップに適切な温度の熱刺激を与える侵襲行為です。

エステサロンに導入されているハイフマシンは、医療用と比べて出力を落としていると謳っているマシンが多いようですが、その性能などは明らかになっておらず、エステハイフによる神経障害の事故などが多数報告されているのが現状です。

医療ハイフの1回の施術料金は比較的高額となるものの、効果が期待できる利点があります。一方で、エステハイフは出力が制限されているため、効果を感じられるまでに回数や時間がかかる傾向です。

2.【ハイフの仕組み】ハイフの「ショット数」とは?目安も紹介

ハイフを受ける際には、施術の目安として「ショット数」という単位が使われます。ショット数とは、ターゲットとなる部位に照射する超音波の回数のことです。

一般的に、ハイフの出力が同程度であれば、ショット数が多いほど照射範囲が広く、また高い効果を実感しやすくなります。ただし、ハイフの効果を実感するにはショット数以外にも年齢や体質といった個人差が影響するため、カウンセリングの際に目安を確認するとよいでしょう。

ここでは、ハイフのショット数に関して詳細を解説します。

2-1.プッシュ数との違い

稀に、ハイフのショット数と混同されやすい単位として「プッシュ数」という単位を使われていることがありますが、一般的な表現ではありません。クリニックのウェブサイトなどでは、ショット数を参考にすると良いでしょう。

2-2.ショット数の目安

ハイフの効果を実感するためには、ショット数が重要です。しかし、ショット数を増やせば、比例して効果も高まるとは限りません。受ける人の肌質やたるみの状態、施術の目的やターゲット部位に応じて、その人に合った適切なショット数で施術を受ける必要があります。

下記は、医療ハイフを受ける場合に目安となるショット数と施術範囲です。

100~200ショット

照射時間の目安5~15分程度
適した施術範囲の例・目の下のくま/たるみ
・あご下のたるみ
・二重あご

400ショット

照射時間の目安5~20分程度
適した施術範囲の例・目の下~フェイスライン
・あご全体

600ショット

照射時間の目安20~30分程度
適した施術範囲の例・顔全体

800ショット

照射時間の目安30~45分程度
適した施術範囲の例・顔全体+首
・顔全体+気になる部分に追加照射

2000ショット

照射時間の目安範囲による
適した施術範囲の例・二の腕
・ふくらはぎ

4000ショット

照射時間の目安範囲による
適した施術範囲の例・腹部

なお、基本的に鎖骨周辺・肘・膝といった皮膚の薄い場所は、ハイフの施術対象外となります。

3.ハイフには副作用がある?

ハイフは、超音波で肌の深部各層に熱を加えることによって、熱のダメージによる「創傷治癒作用(怪我をしたときに治っていく作用)」で美容効果を期待する治療法です。そのため、正しい出力・回数で施術しても、施術中・施術後に副作用が発生するケースがあります。下記は、ハイフが原因として発症例が報告されたことのある副作用です。

・肌の赤み
・腫れ/むくみ
・肌の乾燥
・痛み

副作用の程度にもよりますが、正しく対処すれば基本的に短期間で治まることが多いようです。

3-1.美容医療を受ける際の懸念点

一般的なクリニックでハイフを受ける際には、下記の5ステップで施術が進みます。

STEP1カウンセリング
STEP2洗顔/クレンジング
STEP3施術
STEP4アフターケア

継続して施術を受ける場合に必要とする間隔は、使用するマシンや施術部位によって異なるため、カウンセリング時に推奨期間を確認するとよいでしょう。

【記事に関する免責事項】

この記事を監修したドクター
STスキンクリニック青山

院長 田澤しおり 先生

人知れず綺麗になれる医療ハイフ!

4年ぶりに規制のない夏がやってきました。今までマスクで隠せていた“顔の悩み” を抱える人はたくさんいます。そこで、全国20-50代の美容に関心のある女性400人を対象にした、今だからこそ知りたい「美容医療に関する意識調査」を実施しました。

当記事では、連休などを活用して周りが気付かないうちに綺麗になれる美容医療を“週末美容”と名付け、人知れず理想の自分に近づきたい女性のニーズを表現しています。

脱マスク生活における美容意識など、美容に興味のある女性たちがどのような悩みを抱えているのか、ぜひご覧ください。

目次

1.脱マスク生活の美容意識について

1-1.マスク着用率の高さと外せない理由

ついにやってきた規制のない夏!実に4年ぶりとなる今夏、マスク着用率はいまだ88.6%と脱マスクに踏み切れない人も多いようです。マスクを外せない理由は何なのでしょうか?マスクをすることで「肌悩みが隠せる」「顔のコンプレックスを隠せる」「顔が隠れることで安心できる」といった顔の悩みがあがっていることが分かります。

1-2.【世代別】脱マスク生活に向けて気になる顔の悩み

今夏の脱マスク生活に向けて、90.8%が具体的な顔の悩みを抱えています。気になる世代別の顔の悩みを見てみましょう。

20代は毛穴や肌荒れなどの肌質の変化が原因と思われる悩みが気になる傾向に、そして50代はたるみ関連への悩みを強く抱えており、その過渡期にある30代・40代は徐々に顔の悩みが変化していくようです。

1-3.つい気になるマスクのその下と気になる点

「マスクを外している人の顔をつい見てしまった」という経験がある人は、実に6割以上にも及んでいます。
特に見てしまうのは、「口もと」「フェイスライン」が多い傾向です。また、コロナ禍で出会った人のマスクを外した顔を見て、マスクをしている時と顔の印象が「想像と違う」と思ったことがある人は、約8割という結果に。マスクを取っても綺麗な自分でいたいですよね。

2.人知れず綺麗になる“週末美容”について

綺麗になる努力や行為を他人に知られることなく、自分の理想の顔に近づきたいと思う人は86.3%もいます。

2-1.美容医療にかけられる平均金額とダウンタイム

大多数の理想を叶える美容医療“週末美容”!これにかけられるダウンタイムは、6割以上が「24時間以内」を希望しており、1日程度で落ち着く施術を求めていることが判明しました。
また、 “週末美容”にかけられる平均金額は約7万6800円で、マスクを着用していない人ほどかけられる金額は高い傾向にあり、平均金額11万2900円という結果になりました。顔出しができる人ほど美容への自分課金を検討していることが分かります。

2-2.改善したい顔の悩みとは

今夏、女性たちが改善したい顔の悩みは「目もと/フェイスライン/ほほのたるみ・ほうれい線」の”たるみ関連”が26.9%と最も多くなっています。

3.美容医療/ハイフについて

3-1.美容医療を受ける際の懸念点

美容医療を受けるときに女性たちが気になる点はさまざまです。その中でも、「金額が高いイメージがある」、「どのクリニックに行けばいいかわからない」という点が特に気になっているようです。このことから、金額とクリニック選びが美容医療を受ける際の重要ポイントであることが分かります。

3-2.医療ハイフ(HIFU)とエステハイフ(HIFU)の違い

病院やクリニックで行われる美容医療としての「医療ハイフ(HIFU)」とエステ等で行われる「エステハイフ(HIFU)」の違いはご存知でしょうか。

・「医療ハイフ(HIFU」病院やクリニックにおいて、医療従事者による施術
・「エステハイフ(HIFU)」エステやサロンなどにおいて、医療従事者以外から受ける施術

この違いを理解していた人はわずか13.3%でした。2つのハイフの違いについて解説を受けた後には、約9割が「医療ハイフ(HIFU)」の方を受けたいと考えていることが分かりました。「医療ハイフ(HIFU)」と「エステハイフ(HIFU)」の違いを理解することが大切です。

まとめ

「医療ハイフ(HIFU)」は医療従事者による施術で、「エステハイフ(HIFU)」と比較して、出力/パワーも高い美容医療です。適切にハイフ施術をご希望の場合は、医療機関・美容クリニックに相談することをおすすめします。

紫外線は何種類ある?UVA・UVBによる影響と対策方法

太陽光線の一種である紫外線には、人間にとってプラスの影響となる側面もありますが、お肌にとっては有害性が高く、負担が大きいものでもあります。紫外線にはいくつか種類があり、種類によって特徴やお肌への影響も異なるため、紫外線の種類について理解した上で対策を講じることが大切です。

当記事では、紫外線の3つの種類とその特徴、種類によって異なるお肌への影響について解説します。種類別の紫外線対策も併せて確認し、紫外線によるお肌へのダメージをなるべく予防しましょう。

目次

1.紫外線は3種類!それぞれの特徴を解説

太陽から発せられる「紫外線(UV;Ultravioret)」は、波長の長さによって下記の3種類に分けられます。

■紫外線の種類
●UVA(Ultravioret A)
●UVB(Ultravioret B)
●UVC(Ultravioret C)

「UVA」「UVB」「UVC」は、それぞれ紫外線が届く範囲やエネルギーの度合いなどが異なります。それでは、それぞれの紫外線の種類にはどのような特徴があるのでしょうか。ここでは、「UVA」「UVB」「UVC」の3種類の紫外線について、それぞれの特徴を解説します。

1-1.UVA(ultraviolet A)

UVAは「紫外線A波」「生活紫外線」ともよばれる紫外線の一種です。UVAの波長は315~400nmと紫外線の中で最も長く、大気による吸収もそれほど受けないため、比較的多くの量のUVAが地表に到達します。地表に届く紫外線量の9割程度はUVAと考えてよいでしょう。

UVA自体のエネルギーは比較的小さく、短期的なダメージはそれほど大きくありません。しかし、UVAは地表に届く量が多いため影響を受ける機会が多く、生体へのダメージが少しずつ蓄積されます。中長期的には大きなダメージとなる可能性がある点に注意しましょう。

また、UVAは1年を通して照射量が多く、くもりの日や室内にも届きやすい紫外線でもあります。日常生活においても油断せず、常に対策を考えておく必要があるでしょう。

1-2.UVB(ultraviolet B)

UVBは「紫外線B波」「レジャー紫外線」ともよばれる、波長280~315nmの紫外線です。太陽から発せられるUVBの大部分は、地球の上空(成層圏)に存在するオゾン層で吸収されますが、残りは地表に到達します。この量は、地表に到達する紫外線の約1割に相当します。

UVBは比較的波長の短い紫外線であり、エネルギーも大きいことから、短期間で大きなダメージを人体に与えやすいとされています。地表に到達する量は多くありませんが、特に4~9月は地表に届くUVB量が多くなるため、十分な対策が必要となるでしょう。

1-3.UVC(ultraviolet C)

UVCは「紫外線C波」ともよばれる紫外線の一種です。波長は100~280nmと紫外線の中で最も短く、エネルギーも非常に高い紫外線であるため、殺菌灯などとして利用されることがあります。

太陽から発せられるUVCは非常に強度の高い紫外線であるものの、UVAやUVBとは異なり成層圏のオゾン層で吸収されます。UVCを利用した殺菌灯などに近づかない限りは、太陽光からUVCを人体に受けることはないと考えられます。

ただし、南極付近などの地域では季節によってはオゾン層が薄くなることがあるため、UVCによる影響を受ける危険性があります。旅行などで該当地域に滞在する場合には事前に十分な対策を整えておきましょう。

2.紫外線は種類によってお肌への影響が異なる

紫外線は種類によって波長やエネルギーの大きさなどの特徴があり、お肌への影響も種類によってそれぞれ異なります。美肌を保つためには、紫外線の種類に応じた対策が求められるでしょう。

ここでは、太陽から発せられた紫外線のうち、地表に届いて人体に影響を及ぼす可能性がある「UVA」「UVB」がお肌に与える影響をそれぞれ紹介します。種類によって異なる紫外線の影響をふまえた上で、紫外線対策を考えてみましょう。

2-1.【UVA】しわ・たるみの原因

UVAは、UVBほどお肌に対して短期的な影響を与えません。しかし、表皮よりも奥にある真皮まで到達し、お肌の弾力をキープするために重要な働きを担うコラーゲンやエラスチンなどの物質を破壊する可能性があることには注意が必要です。

真皮に存在するコラーゲンやエラスチンといった物質が破壊されると、お肌の弾力が失われ、重力によってお肌がたるみやすくなります。その結果お肌がたるみ、皮膚が特定の場所に寄りやすくなると、その部分にしわが形成されることも考えられます。

UVAによりお肌のたるみや皮膚のしわが形成されると、実年齢よりも老けた印象になりやすいです。

2-2.【UVB】シミ・赤みの原因

UVBはUVAよりも高いエネルギーをもつ紫外線であり、お肌に対して短期間で大きなダメージを与えることがあります。太陽光を長時間浴びることによってお肌が炎症を起こして赤くなる「サンバーン」や、メラニン色素の沈着「サンタン」の主な原因は、UVBと考えてよいでしょう。

また、UVBはお肌の表面にある細胞の細胞膜やDNAを傷つける作用があります。細胞膜やDNAへの刺激によってメラニン色素の合成を行うメラノサイトが活性化されると、メラニン色素の生成・色素沈着が促進されることがあります。シミやそばかすの原因となる紫外線は、主にUVBであると言えるでしょう。

3.【種類別】紫外線の対策方法

紫外線は、種類によってその特徴や性質、起こる可能性がある肌トラブルの種類が異なります。これと同様に、紫外線の対策方法も種類によって異なることを押さえておきましょう。気になる肌トラブルや季節・天候などに応じて、臨機応変に紫外線対策を講じることが大切です。

紫外線の種類によって適切なUVケアは異なるものの、UVA・UVBともに日焼け止めの使用は必須となります。それぞれの紫外線にベストな日焼け止めは異なりますが、日焼け止めを活用した上で、それぞれの種類の紫外線に対する対策を行いましょう。ここでは、UVA・UVBのそれぞれについて、適切な紫外線のケア方法を紹介します。

3-1.UVA…UVカットのアイテムを使う

UVAは、季節や天候(天気)を問わず1年中地表へ降り注いでいるため、日常的な対策が必要となります。「日焼け止めはPA値の+の数に注目して選ぶ」「UVカット(紫外線カット)効果の高い化粧品を活用する」など、UVカットのアイテムを上手に活用しましょう。

また、屋外ではさらに多くのUVAを受ける可能性があるため、UVカット効果が期待できる帽子や日傘、アームカバーなどでUV対策するのもポイントです。目から入った紫外線はメラニン色素の合成を促すため、サングラスやメガネをかけるなどの対策を行いましょう。目の周りの皮膚も保護できるため、目の周りのたるみやしわの発生も防げます。

UVAは窓ガラスを通過して室内にも届くことにも注意が必要です。UVカット効果が高く透明なUVカットシールを貼ったり、UVカット率が高いカーテンを取りつけたりして、窓ガラス越しに入るUVAの量を減らすための対策を行いましょう。

3-2.UVB…濡れタオルで冷やしたりビタミンを摂取したりする

UVBによる紫外線ダメージを予防するためには、「SPF」の数値に注目して日焼け止めを選ぶことが大切です。ただし、SPF値が高いものは防御効果も高いと言われている一方で、お肌への負担も大きくなる傾向があるとも言われています。使用シーンに合わせて適切な日焼け止めを選びましょう。

UVBを体に受け続けるとお肌が熱くなり、炎症や痛みが発生したりお肌の水分が失われて乾燥したりする恐れがあります。お肌が熱っぽいと感じたら、濡れタオルで冷やすなどしてお肌の状態を落ち着かせましょう。お肌の水分を補給するため、化粧水などでしっかりと保湿することも大切です。

また、必要なビタミンを摂取するなど、体の内側から紫外線ケアを行うことも重要です。紫外線の予防対策として重要なビタミンA、C、Eは以下のような食材に含まれているため、積極的に食事に取り入れましょう。

■ビタミンA、C、Eが豊富な食材

食材の例
ビタミンAにんじん、モロヘイヤ、かぼちゃ、うなぎ、モロヘイヤ など
ビタミンCトマト、ピーマン、ブロッコリー、キウイ、イチゴ など
ビタミンEアーモンド、アボカド、かぼちゃ、うなぎ など

まとめ

紫外線には「UVA」「UVB」「UVC」の3種類があり、それぞれ特徴が異なります。特にUVAはしわ・たるみの原因に、UVBはシミ・赤みの原因になりやすいため注意しましょう。それぞれの特徴をふまえた上で、紫外線への対策を講じることが大切です。

お肌は紫外線の影響を受けやすく、日焼けによってお肌は老化しやすくなります。シミやそばかすだけでなく、たるみの原因になる場合もあるため注意しましょう。たるみには美容医療の一種である「ハイフ」が効果的です。お肌のたるみに悩んでいる人は、ぜひハイフの施術を検討してみましょう。

この記事を監修したドクター
STスキンクリニック青山

院長 田澤しおり 先生

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