スキンケア

2023.08.03

くすみ肌とは?種類と原因に応じた予防・改善方法5つ

メイクののりが悪く、思うようなメイクができない、すぐに崩れてしまうといった悩みを抱えている方は多いでしょう。メイクののりは、肌のくすみが原因の可能性もあります。
肌のくすみは、日々のスキンケアによって予防することが可能です。ただし、くすみの原因によって適切な方法が異なるため、まずはくすみの種類や原因について知っておきましょう。

当記事では、くすみ肌の種類と原因、予防方法を紹介します。肌のくすみにお悩みの方は、ぜひ当記事をご覧ください。

目次

1.くすみ肌とは?

くすみ肌とは、透明感がなく顔全体が暗く見える肌のことです。鏡を見たときに、疲れているような印象や、不健康そうに見えた場合は、くすみ肌の可能性があります。くすみ肌になると肌の明るさやツヤが失われる他、メイクのりが悪くなったり、周りの人に不健康そうという印象を与えたりなどのデメリットがあります。

くすみ肌には種類があり、くすみのタイプによって肌の見え方が違います。灰色に見えたり、茶色っぽく見えたり、青黒くなったりと、さまざまな現われ方があるため、タイプに合った対策方法が必要です。

肌のくすみは、老化のサインの1つとも言われています。くすみを放置すると、シワやシミなどの肌トラブルを引き起こす恐れがあるため、早期に対策しましょう。

2.くすみ肌の種類と原因

乾燥

乾燥によるくすみは、ツヤがなくなり、肌が灰色がかった色になるのが特徴です。

過剰な洗顔や湿度が低下しやすい時期は、肌の水分量と油分量とのバランスが崩れやすく、「バリア機能」が低下します。バリア機能が低下すると肌表面のきめが荒くなり、なめらかさが失われます。
メラニン
メラニンが原因のくすみは、肌が茶黒がかるのが特徴です。

メラニンとは、紫外線や摩擦などで肌が傷ついた際に生成される黒色の色素のことで、UVケアを怠ったり、洗顔などで顔を強く擦ったりした肌に生成されやすいです。メラニンが体外に排出されず色素沈着すると、くすみ肌の原因となります。
運動不足、冷え
運動不足や身体の冷えによるくすみ肌は、青暗い肌色になり、目の下に頻繁にクマができるのが特徴です。

運動量が少ないと血行不良を起こし、血液中の酸素濃度が低くなるとヘモグロビンの鮮やかさがなくなります。毛細血管が青白く目立ち、顔色が悪い印象を与えます。
糖化の蓄積
糖化が原因のくすみ肌は、黄色っぽく透明感がなくなるのが特徴です。

糖化とは、白米や麺類に含まれる糖質と肌のタンパク質が結びつき、AGEs(最終糖化生成物)を生成することです。AGEsが蓄積すると肌が黄色っぽく見え、くすんだ印象を与えます。
ターンオーバーの遅れ、乱れ
ターンオーバーの遅れや乱れが原因のくすみ肌は、透明感がなく、肌が厚くごわついているのが特徴です。

ターンオーバーとは、古い角質が剥がれ落ち、肌の細胞が新しく生まれ変わる周期のことです。疲れや睡眠不足が原因でターンオーバーの周期が乱れると、古い角質が肌に残り角質が蓄積されていきます。角層が厚くなると、透明感が失われる要因になります。

3.【原因別】くすみ肌の予防方法

くすみ肌の原因に応じ、正しいスキンケアを行うことでくすみ肌の緩和を期待できます。くすみ肌の原因は人により異なり、また肌質もそれぞれ違うため自分に合った予防方法を見つけることが大切です。

ここでは、くすみ肌の原因別に予防方法を紹介します。くすみ肌を緩和したい方や、透明感のある肌を維持したい方は参考にしてください。

3-1.【乾燥】洗顔・化粧品を正しく使用する

乾燥が原因のくすみは、洗顔方法を見直し、化粧品を正しく使用するのがポイントです。洗顔をする際に、強く擦ったり洗顔回数が多かったりすると、肌の水分や皮脂が必要以上に流れ、乾燥の原因になります。

洗顔は朝と晩の1日2回に行い、洗顔料はしっかりと泡立ててから優しく洗いましょう。
すすぐ際はぬるま湯を使用し、泡の流し残しがないように丁寧に洗い流します。

洗顔後は、水分が蒸発する前に化粧水と乳液で保湿しましょう。
洗顔後の肌は油分が減少しており、肌表面の水分が蒸発しやすい状態になっています。化粧水で水分を補充し、フタをするように乳液を重ねると、肌の水分が蒸発するのを防げます。

3-2.【メラニン】日焼け止めなどで紫外線対策をする

メラニンによる肌くすみを予防するためには、原因となるメラニンが生成されないよう紫外線を防ぐことが大切です。紫外線量が多い夏だけでなく、春・秋・冬にも日焼け止めを使用して肌へのダメージを防ぎましょう。

紫外線には、UVAとUVBの2種類あり、メラニンの生成に大きく関係するのはUVBです。晴れの日のUVBを100%とした場合、曇りの日は50~80%、雨の日は20~30%ほどのUVBが肌に届きます。
そのため、晴れの日以外でも紫外線ケアをすることは大切です。

屋内の場合、窓ガラスの厚さが5mm以上あり、UVコーティング加工が施されていると室内にUVBは届かないとされています。しかし、シワなどの原因であるUVAは、窓ガラスでは防げません。建物の中で過ごす場合も、日焼け止めを塗っておきましょう。

3-3.【運動不足・冷え】運動・入浴で身体を内側から温める

運動不足や冷えが原因の場合は、運動や入浴などで身体を内側から温めましょう。
運動は、軽いランニングやウォーキングなどの有酸素運動が適しています。運動は習慣として毎日短時間でも取り入れることがポイントです。

また、入浴はシャワーだけで済まさず、湯船に浸かるのを習慣化しましょう。シャワーだけで身体を内側から温めることはできません。ぬるま湯にじっくり時間をかけて浸かると、身体の芯から温まります。

3-4.【糖化】抗糖化作用を期待できる化粧品を使用する

糖化が原因のくすみ肌は、生成されたAGEsが体内に蓄積することが原因です。一度糖化すると肌の再生は難しいとされています。

糖化を防ぐためには、抗糖化作用を期待できる化粧品を使用しましょう。抗糖化作用を期待できる成分には、ビタミンAやビタミンC、カルノシンなどが挙げられます。ビタミンCは、ビタミンBやグルタチオンなどの成分と併用して摂取すると、より効果が高まるとされています。

3-5.【ターンオーバー】生活習慣を見直す

ターンオーバーの乱れが原因のくすみは、生活習慣を見直すことが必要です。ターンオーバーの乱れは、睡眠の質や食生活などが関係しています。

生活習慣の見直しとして、具体的には規則正しい生活を送る、バランスのとれた食事をすることが挙げられます。食事の際には、ビタミンやタンパク質など、肌を生成する栄養源を必要量摂取することを意識しましょう。

また、ストレスを溜めこまないことも大切です。ストレスが溜まると自律神経が乱れ、ターンオーバーに影響します。趣味に没頭できる時間やリラックスできる時間を作ると、ストレスが溜まりにくくなります。

まとめ

肌のくすみは原因によって特徴が異なります。乾燥やメラニン、運動不足・冷え、糖化、ターンオーバーの乱れにより肌の色味が違い、くすみのタイプに応じた予防が重要になります。

肌のくすみを予防する方法として、正しいスキンケアに加えて、生活習慣の見直しや適度な運動、入浴などがあります。運動や入浴、食事に関しては、習慣化することでターンオーバーの乱れを予防することが可能です。

この記事を監修したドクター
CLINICA BellaForma

院長 佐藤 英明 先生

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