ドクターが解説 いま注目の美容医療のコト! vol.1

ドクターが解説 いま注目の美容医療のコト!

連載 vol.1

毎日のケアはもちろん大切だけど、気になる肌悩みがあるのなら、美容医療に頼るのもひとつの手。そこで、肌悩み別に注目の施術をピックアップ。その特長や効果についてドクターにたっぷり教えてもらいます。

お話を伺ったのは…

天神竹井皮膚科・美容皮膚科
竹井賢二郎 院長

日本皮膚科学会認定皮膚科専門医。一人ひとりに合わせたカスタマイズ治療に定評があり、美容医療のメカニズムなどを解説するInstagram(@kenjirooooooooo)も大人気。

Clinic Data

福岡県福岡市中央区天神2-3-37 TENJIN249ビル3F
TEL 092-738-2844
診察 9:30~13:00、14:30~18:30(平日)、9:30~13:00、14:30~17:30(土日祝) 
休日 毎月変動 ※完全予約制

今月のテーマ

「毛穴」治療

自分の毛穴タイプに合わせた治療が必須!

読者の肌悩みでも常に上位に上がるのが、毛穴トラブル。特に、開き毛穴や、たるみ毛穴、黒ずみ毛穴に悩む人が多く、ホームケアだけではなかなか改善しないのも事実。そもそも、毛穴が目立つ要因とは?
「さまざまな要因がありますが、開き毛穴や黒ずみ毛穴は、皮脂の過剰分泌や、それに伴う炎症が大きな要因に。たるみ毛穴は加齢などによる肌のハリ・弾力の低下が考えられます。悩みを改善するには、それぞれの毛穴タイプに合わせた治療が必要となってきます。美容医療では、痛みやダウンタイムなどを伴う場合もありますが、医療機器を使って皮膚に適度な侵襲や熱を加えることで、修復機転を働かせ、効果的に悩みを改善することができます。さまざまな施術があるなか、ニードルRFは、皮脂量のコントロールや、真皮層のボリュームにアプローチできるので、毛穴の開きやたるみ、黒ずみに悩む人に最適です。特に治療が難しい、たるみ毛穴に対しても、高い効果実感を得られると思います。一口に毛穴といっても、人によって悩みは異なるので、まずはクリニックで、気軽に相談してみてください」
(竹井院長)。

読者にリサーチ!

Q.一番気になる毛穴悩みの種類は?

A.

  • 1位 開き毛穴 ‥‥ 38%
  • 2位 たるみ毛穴‥‥ 37%
  • 3位 黒ずみ毛穴‥‥ 25%

ベースメイクでカバーしていても目立ってくる、開き毛穴とたるみ毛穴に悩む人がほぼ同数という結果に。また、小鼻など部分的な黒ずみ毛穴に悩む人も多く、複合的な毛穴悩みを抱える人も。

※2024年1月、オトナミューズのInstagramでのアンケートによる

毛穴が目立つ主な要因

  • 1

    皮脂

    黒ずみ毛穴

    皮脂や古い角質などが混ざってできる角栓が、毛穴に詰まり酸化することで黒ずんで見えるようになります。

  • 2

    炎症

    開き毛穴

    皮脂が酸化し、炎症が起きることで毛穴周辺の皮膚が腫れ、すり鉢状に毛穴が広がって目立つようになります。

  • 3

    加齢

    たるみ毛穴

    加齢によりハリや弾力が低下すると、皮膚が下方向に
    引っ張られ、毛穴も楕円形に広がるようになります。

毛穴悩みの美容医療での解決策!

「ニードルRF」

毛穴に悩んでいる人は注目!

「ニードルRFは、細い針で皮膚の表面に小さな穴をあけ、真皮に到達した針先からRF(高周波)を照射します。そのため、肌表面に過剰な熱を加えることなく、真皮層に対し、ピンポイントでのアプローチが叶います。他の毛穴治療で効果を感じにくかった人にもオススメです」

毛穴悩みの注目施術「ニードルRF」について深掘り!

ニードルRFとはどのような施術なのか、また、気になるダウンタイムや痛みなどについて、竹井先生に教えていただきます。

Q.毛穴悩みに対してニードルRFはどのように作用するの?

A.
マイクロニードルで肌表面に小さな穴をあけ、真皮層に到達した針先からRF(高周波)を照射することで、線維芽細胞の活性化や皮脂腺の焼灼作用に期待ができます。さらに、ドラッグデリバリー機能が搭載されている機器もあり、薬剤をターゲット層に直接届けることができるので、真皮層の骨格的な役割を担うコラーゲンの増生を効率的に誘導できます。これらの作用によって、悩みを改善しつつ、毛穴の目立ちにくい肌へと導きます。

ニードルRFのメカニズムを解説!

肌に針を刺し、真皮層に熱を加えることで創傷治癒作用がはたらき、コラーゲンの生成が促されるのですね。さらに、薬剤の効果もプラスされるから、期待大!

  • 〈 ニードル効果 〉
    マイクロニードルで肌に微細な穴をあける。

  • 〈 RF効果 〉
    針先からRF(高周波)を照射。

  • 〈 ドラッグデリバリー効果 〉
    針によってできた穴に薬剤をデリバリー。

Q.痛みの程度は?

A.
麻酔クリームを塗って施術を行いますが、皮膚に細い針を刺し、熱を加えるので、深く刺して強いレベルで行うと、それなりの痛みはあります。もちろん、我慢できる範囲でコントロールしながら行うので安心してください。

個人差もあると思うので、痛みに弱い人は事前に相談しておくと安心ですね

Q.ダウンタイムはどの位?

A.
他のニードル治療などに比べ、ニードルRFのダウンタイムは短い部類に入りますが、施術直後に赤みや腫れ、皮むけが起こる場合も。通常、赤みや腫れは1~2日、皮むけも1週間程度で落ち着くと思います。洗顔やシャワーは当日から、メイクは翌日から可能です。

Q.ダウンタイム中のスキンケアのポイントは?

A.
赤みなどが落ち着くまでは、ピーリング剤など、刺激の強い成分を使用することは控えてください。また、肌のバリア機能が一時的に低下するので、刺激を感じないアイテムを使い、保湿をしっかり行ってください。

Q.どの位のペースで受けるのがオススメ?

A.
個人差はありますが、RF(高周波)はやり過ぎると肌が硬くなってしまう可能性も。適度な肌の柔らかさを保ちつつ、効果を実感するために、最初の3回は、1カ月に1回、4回目以降は3カ月おきに受けることをオススメします。

早く効果を出したいからと、やり過ぎるのもよくないんですね

Q.ニードルRFの特長は?

  • 1

    真皮層へピンポイントでアプローチ

    マイクロニードルで肌表面に微細な穴をあけ、針先からRF(高周波)を照射することで、表皮に過度な熱損傷を与えることなく、真皮層にピンポイントでアプローチが可能。

  • 2

    薬剤を適切に肌へデリバリー

    ドラッグデリバリー機能によって、薬剤を正確かつ安全にターゲット層へ届けることができるので、治療効果をさらに高めることができます。

  • 3

    コラーゲンの生成を促進!

    マイクロニードルとRF(高周波)で肌の創傷治癒力を刺激することで、真皮層のコラーゲンの生成を促進。真皮層にふっくらとしたボリュームが出るので、たるみ改善にも期待大。

今月のまとめ

ニードル、RF(高周波)、薬剤の3つのアプローチで、効率よく毛穴悩みを改善できそう。特に、真皮層のコラーゲン生成を促し、真皮層にボリュームを持たせることができるので、年齢と共に気になる、たるみ毛穴の改善にも期待大。毛穴悩みがあるのなら、クリニックに頼るのも美肌への近道ですね!

●費用:全顔¥43,800~ ¥99,000 ●施術にかかる時間:顔全体1回約60分 ●痛みの程度:肌に微細な針を刺すので、それなりの痛みはあります。(個人差があります) ●ダウンタイム期間&リスク:一時的に赤みや腫れ、むくみ、内出血等が起こることがありますが、通常は数日から数週間で回復します。(個人差があります) ●治療期間・回数:1カ月に1回のペースで3~4回 ※全て施術内容により異なります。
〈施術に関するお問い合わせ〉
天神竹井皮膚科・美容皮膚科
福岡県福岡市中央区天神2-3-37 TENJIN249ビル3F ☎092-738-2844

illust:NOZOMI YUASA text:AYA MATSUBARA
※画像・文章の転載はご遠慮ください
(©宝島社 otonaMUSE 2024年7月号掲載)

【医師監修】毛穴の黒ずみの原因とは?おすすめの施術を解説

「毛穴の黒ずみが気になるけど、原因がわからない」このように悩んでいる方がいるのではないでしょうか。

毛穴の黒ずみを放置すると、ニキビや肌荒れの原因になります。また、毛穴が徐々に広がり、黒ずみが余計に目立ちやすくなることもあるでしょう。

本記事では、毛穴の黒ずみを改善できるおすすめの美容医療による施術を解説します。自分に合った施術を選択し、綺麗な肌を取り戻しましょう。

目次

1.毛穴の黒ずみの原因


毛穴の黒ずみの原因はおもに以下の4つです。それぞれ詳しく解説します。

メラニン色素の沈着

メラニンが過剰に生成されると、肌の毛穴部分がしみのように黒く見えるようになるため、黒ずみの原因になります。

紫外線によるダメージ・皮膚の酸化・スキンケアで肌を強く刺激することにより、毛穴周りの皮膚に炎症が生じ、メラニンが過剰に生成されます。

産毛

頬や小鼻の周りに産毛が生えていると、毛の断面によって毛穴が黒ずんで見えるようになります。特に毛が濃い方の場合、よく見られる原因です。

寿命がきた産毛は、角栓がなければ抜け落ちて毛穴の外へ出ていきます。一方で、角栓が毛穴をふさいでいると、産毛が中に詰まって黒く見えます。

毛穴が開いている状態で光が当たると、影が生じて黒ずんで見えることがあります。おもに頬で生じることがあり、実際には毛穴の中に汚れが溜まっていない場合がほとんどです。
皮脂が多い脂性肌(水分・油分ともに多い肌質)や、保湿がうまくいっていない乾燥肌にも見られることがあります。

角栓の酸化

皮脂が毛穴に溜まることで生じる角栓が徐々に酸化していくと、黒ずみの原因になります。摩擦やターンオーバーの乱れなどにより、毛穴周りの角質が厚くなると、角栓が溜まりやすくなるでしょう。

2.毛穴の黒ずみを改善させる施術

毛穴の黒ずみを改善する手段としてスキンケアを選ぶ方もいますが、根本的な解決を求めるならば美容医療が適しています。その中でも特におすすめの施術を紹介します。

フラクショナルCO₂レーザー

フラクショナルCO₂レーザーとは、レーザーを細かく分割してまばらに照射する方法です。まばらに照射することで周辺組織への熱影響を抑えられるので、痛みの少ない施術が可能となります。
レーザーの熱影響により一時的に組織が損傷をうけますがそれを修復しようとする力が肌の再生を促します。この創傷治癒反応(傷を治そうとする反応)を利用し、コラーゲン産生を活性化してさまざまな肌悩みの改善を図ります。

  • レーザーを細かく分割して照射

  • 一時的に組織が破壊され肌再生を促進

  • 数日かけてかさぶたがはがれ健康的な肌へ

コラーゲンは皮膚の真皮(肌の深い層)を構成しています。コラーゲンが増生されると肌の弾力性が増し、肌のキメが整い、毛穴の開きや黒ずみ、小じわが目立ちにくくなる効果が期待できます。さらに、くすみを取り除き、肌のトーンアップも見込めます。そして、施術を重ねることで皮膚の深い部分にもアプローチできるため、クレーター状の深いニキビ痕や肌の凹凸なども徐々になめらかに整っていくでしょう。

フラクショナルCO₂レーザーを照射後、赤みは2~3日でひくことがほとんどですが、レーザーの出力が高いと赤みが続きやすいでしょう。照射後の肌は乾燥しやすく、紫外線の影響を受けやすくなっています。治療後はていねいに保湿ケアや紫外線対策を行いましょう。

IPL

IPL(Intense Pulsed Light)は、 特殊な光を照射することで、さまざまな(お肌のトラブル)の改善を期待できる美容医療の施術です。
単一波長、高エネルギーを用いて一点突破を狙うレーザー照射に比べると、広域波長のマイルドな光を顔全体に当てられるので、広範囲にわたる効果を期待できます。

IPLにはいくつかの働きがあり、幅広い肌悩みに対応します。

まず代表的なのは、過剰に生成されたメラニン色素への働きです。
IPLの光は、しみやそばかすの原因であるメラニン色素に熱影響を与え分解します。分解されたメラニン色素はターンオーバーとともに、数日かけて皮膚の外へ排出されます。このサイクルを繰り返すことで、しみやそばかす、毛穴の黒ずみを徐々に薄くする効果が期待できます。

  • IPLの光がメラニン色素を熱で分解

  • メラニン色素はかさぶたのように浮上

  • メラニン色素を老廃物として体外に排出

さらにIPLは、肌の赤みのもとである毛細血管のヘモグロビンにも働きます。
IPLの光がヘモグロビンに吸収されると、熱影響によって微小血管が凝固されるので、赤ら顔や酒さの改善につながるとともに、赤みのあるニキビを落ち着かせる消炎効果も期待できます。

ニキビそのものにも、IPLは有効なケースがあります。IPLによりアクネ菌が熱せられ、アクネ菌を抑えることで、赤みや炎症を抑える効果を期待できます。また、皮脂腺に熱影響を与えることで皮脂分泌が抑制されるので、ニキビ自体ができにくくなるでしょう。

熱でコラーゲンが刺激され線維芽細胞が刺激されると、真皮の構成要素であるコラーゲンなどの増生がおこります。その結果、肌の弾力が増し、キメが整い、小じわの改善など年齢肌の悩みに効果が期待できます。

IPL照射時の痛みには個人差がありますが、肌を冷やしながら行うため我慢できないほどの痛みをともなうことはほとんどないでしょう。施術後には赤みやほてり、ヒリヒリ感などが生じることがありますが、翌日には緩和する傾向にあります。
ただし、IPLを照射した後の肌は乾燥しやすく、紫外線の影響を受けやすくなっています。保湿ケアを徹底し、日焼け止めや日傘、帽子などで念入りに紫外線ケアを行いましょう。

ニードルRF

ニードルRFは、マイクロニードル(極細の針)で皮膚に穴を開け、ニードルの先端からRF(高周波)を流し、真皮(皮膚の深い層)へダイレクトに熱エネルギーを届ける美容医療施術です。

皮膚が傷つけられると、傷を治そうとする力が働きます。これを「創傷治癒反応」と言いますが、回復の過程でコラーゲンやエラスチンといった皮膚の弾力を保つタンパク質が産生されます。ニードルRFは、この性質を利用し、穿孔と熱エネルギーで真皮内に刺激を与え、創傷治癒反応を促進させます。これにより、皮膚の弾力が向上し、健康な肌へと導きます。また、熱エネルギーで皮膚内のタンパク質を凝固させるため、肌の引き締めやリフトアップ効果も期待できます。

  • マイクロニードルで微細な穴を開ける

  • 真皮にダイレクトにRF(高周波)を照射

  • コラーゲン産生の活性化で健康的な肌へ

ここで、ニードルRFの効果をまとめておきます。まず、コラーゲンやエラスチンが増え、肌が厚みを増すため、キメが整い開いた毛穴や小じわの改善が期待できます。施術を定期的に繰り返すことで、クレーター状のニキビ痕にも対応できるでしょう。

ニキビに対しては、RF(高周波)の熱エネルギーで皮脂腺を焼き、皮脂の分泌が減少することで、新たなニキビの発生を抑制できるでしょう。

そして、穿孔とRF(高周波)の照射に加え、ニードルを通して肌の奥に均等に薬剤を届けるドラッグデリバリーシステムが搭載されているものもあります。肌悩みに合わせた薬剤を選べば、さらに効果を実感しやすくなります。

  • マイクロニードルで微細な穴を開ける

  • マイクロニードルの先からRF(高周波)を照射

  • マイクロニードルの穴から薬剤をデリバリー

ニードルRFは針を刺すため多少の痛みを伴いますが、RF(高周波)の止血効果により出血は最小限に抑えられます。痛みに弱い方は麻酔を使って痛みを抑えることもできますので、医師に相談してみましょう。施術後の赤みが残る場合も、たいてい1~2日で軽減します。

Q スイッチレーザー

Qスイッチレーザーは、ナノ秒という極めて短い時間でレーザーを照射し、メラニンを破壊し、しみやあざなどの改善を図る美容医療施術です。

レーザーは対象の色素に吸収されると、メラニン組織を破壊します。破壊されたメラニン色素は数日かけて老廃物として代謝され、体外に排出されます。照射時間が一瞬なので周囲組織への熱影響を抑え、肌への負担が少ないことも特徴です。

  • レーザーがメラニン色素に反応

  • 衝撃波でメラニン色素を細かく粉砕

  • 粉砕したメラニン色素を老廃物として体外に排出

Qスイッチレーザーは、到達深度の異なるさまざまな波長があり、表皮(皮膚の浅い層)と真皮(皮膚の深い層)どちらのメラニン色素にも有効です。

短い波長は表在性のメラニン色素であるしみ、そばかす、あざなどに効果的です。同様に、毛穴の黒ずみにも効果を発揮するでしょう。

長い波長は深在性のメラニン色素であるADM(後天性真皮メラノサイトーシス)や太田母斑(青あざ)の改善が期待できます。数回の照射が必要ですが、タトゥーやアートメイクなどの刺青粒子にも反応するので、皮膚を切開することなく薄くすることができます。

さらに、真皮(皮膚の深い層)の熱影響による美肌効果も期待できます。熱でコラーゲンが刺激され、コラーゲンの増生がおこります。その結果、肌の弾力が増し、キメが整い、小じわの改善など年齢肌の悩みに効果が期待できます。

Qスイッチレーザーを照射する際、ゴムではじかれるような痛みが生じますが、痛みや赤みは数日で軽減します。照射後はかさぶたができますが、自然に剥がれ落ちるまでの10日~2週間程度はテープで保護することが多いです。レーザーを照射した後の肌はとてもデリケートなため、乾燥や紫外線から守るスキンケアが非常に重要です。

マイクロニードリング 

マイクロニードリングは、皮膚に針(ニードル)を刺し、真皮(皮膚の深い層)のコラーゲン産生を促進する美容医療施術です。
皮膚の創傷治癒反応(傷を治そうとする反応)が促進されることで、毛穴の黒ずみの改善や色素沈着の軽減をはじめ、ニキビ痕の改善も期待できます。さらに、肌の弾力やハリ、毛穴の引き締め効果を引き出し、年齢肌の悩み全般に効果が期待できます。
施術直後から数日間は、赤みや腫れ、わずかな出血が発生することがあります。
リスク・副作用としては、上記に加え、感染症やアレルギー反応などが生じる可能性があります。

マッサージピール

マッサージピールはTCA(トリクロロ酢酸)を使用したピーリングです。手で優しく肌をマッサージしながら深部に浸透させることで、肌の奥からハリと質感を高める美容医療施術です。
従来のピーリング剤と違って肌の剥離を起こしにくい薬剤を使用するため、肌への負担を抑えることができます。
肌のターンオーバーが正常化され、キメが整うので毛穴が目立ちにくくなり、黒ずみにも効果が期待できます。また、肌のハリ感がアップし、たるみの改善も図れるでしょう。TCA(トリクロロ酢酸)を使用したピーリングはほかにも、ミラノリピール、ペパーミントピールなどがあります。
施術後は、翌日から数日間は薄い皮むけが起こる場合があります。また、肌の状態によっては、赤みが少し続くおそれがあります。リスク・副作用としては、上記に加え、熱感やかゆみ、色素沈着やひりつきなどが生じる可能性があります。

ウォーターピーリング

ウォーターピーリングは、水の力で毛穴の汚れを吸引、洗い流し、まっさらな肌に整えた後、美容有効成分を導入する美容医療施術です。
強力な水流により、洗顔だけでは落とせない毛穴の汚れや角質を取り除き、毛穴の黒ずみを目立ちにくくする効果が期待できます。リスク・副作用としては、赤み・痛み・乾燥などが生じるおそれがあります。

3.毛穴の黒ずみにつながる悪習慣

何気ない生活習慣によって、知らず知らずのうちに毛穴の黒ずみにつながっているおそれがあります。
以下の悪習慣に該当する方は、毛穴の黒ずみの原因を作っている可能性があるため、注意が必要です。

強い力でクレンジング・洗顔する

クレンジングの際に強い力でゴシゴシと肌を擦ったり洗顔したりすると、刺激が加わり、色素沈着の原因になります。

メイク汚れを丁寧に落とすことは大事ですが、あまり力を入れすぎないことが大切です。

ファンデーションを厚塗りする

毛穴の黒ずみが気になる箇所にファンデーションで厚塗りすると、かえってファンデーションが入り込み、黒ずみが悪化するおそれがあります。

また、クレンジングの手間が増えてメイクが落としきれなくなり、毛穴に汚れが残る原因にもなります。

ファンデーションは何度も塗り重ねるのではなく、毛穴を補正する下地なども利用して薄めに塗るのがおすすめです。

強い力で角栓を押し出す

角栓を圧出する道具を使用したり爪を立てたりして角栓を押し出すと、肌が傷つき、黒ずみの原因になります。

また、毛穴に雑菌が入り、炎症が起こる可能性があります。
角栓は無理に押し出すのではなく美容皮膚科などで負担をかけずに除去してもらいましょう。

吸着力の強いパックを頻回に使用する

角栓を剥がして取り除くタイプのパックを頻繁に使用すると、角栓だけでなく角質まで剥がれてしまうおそれがあります。

場合によっては毛穴が傷つき、黒ずみの原因になります。

まとめ

毛穴の黒ずみは、紫外線によるメラニン色素の沈着や角栓の蓄積・酸化などによって起こります。

また、日々のクレンジングや洗顔などのケアが適切でない場合、毛穴の黒ずみが余計に悪化して目立つ場合があります。
毛穴の黒ずみが起こっている原因を把握し、自分に合った美容医療施術を受け、改善をめざしましょう。

美容医療クリニック紹介

自分に合った美容の「かかりつけ医」を探そう!
こちらからお近くの美容医療クリニックを検索できます。

クリニックを検索

LINE公式アカウント
友だち登録

LINE公式アカウントを友だちに追加しませんか?

最新のコラム記事
旬の美容医療
オトクなキャンペーン

ひとつ上のキレイをめざすなら
キャッチしておきたい情報配信中!

友だち登録する

For CLINIC

美容医療クリニックの関係者の方はこちらから
ご登録をお願いいたします。
動画素材をご希望の方はご登録後に
ダウンロードができるようになります。

クリニック登録のお申し込み 動画素材ダウンロードのお申し込み
※QRコードは(株)デンソーウェーブの登録商標です。