目尻のシワは老けて見える?原因や目立たなくする方法を紹介!

目尻のシワは愛嬌のある笑いジワとして捉えられることがある一方で、年齢が出やすく実際よりも老けて見える原因となることがあります。そのため、目尻のシワが気になり、改善できないか悩む方は多いのではないでしょうか。

この記事では、目尻のシワの印象を踏まえ、目尻にシワができる5つの代表的な原因から、目尻のシワを目立たなくする方法までを詳しく解説します。目尻のシワを目立たなくしたい、防ぎたいと考えている方は、ぜひご一読ください。

目次

1.目尻のシワの印象

目尻のシワは、笑った時にできる愛らしく魅力的なシワと捉えられる場合もありますが、「老け顔」「疲れ顔」といったネガティブな印象を与えることがあります。

「目尻のシワで年齢が分かる」「マスクをしていても目元で年齢が判断できる」と言われるように、目元は顔の中でも年齢が出やすい部分です。目尻の深いシワのせいで実際よりも老けて見られてしまうこともあるなど、目元の状態で見た目年齢は大きく左右されます。

隠そうと化粧をしても、シワの溝にファンデーションがたまるなど余計に目立ってしまうことに悩まされている方も多いでしょう。

2.目尻のシワの原因

目尻のシワを目立たなくさせるためには、「シワができた原因」を正しく把握することが大切です。理由に合わせた正しい対策をとれば、現在のシワの状態を和らげるだけでなく、新たなシワを防ぐことにもつながるでしょう。

目尻にシワを作る原因となる5つの項目について、自分がどれに当てはまるのかを考えながら確認してください。

2-1.目の疲れ

スマートフォンやパソコンの影響で目に疲労が蓄積し、目元が常に緊張状態にあるという人が増えています。目の疲れのサインは次の通りです。

・目が乾き、瞬きの回数が増える
・瞼をギュッと強くつぶり目頭を押さえる
・目をゴシゴシとこする
・ピントを合わせるために目に力を入れる
・眉間に力がはいる

目や目の奥の筋肉を酷使すると、疲れを少しでも緩和しようと無意識にこのような行動をとりがちです。日々繰り返されることで、少しずつ目尻にシワが作られてしまいます。また、過度な疲労は血行不良を引き起こし、肌への栄養や水分の供給が十分でなくなることでより深いシワができやすくなります。

2-2.肌の乾燥

皮膚の表面には、水分を蓄え蒸発を防ぐ「角質層(かくしつそう)」と呼ばれる層があります。目のまわりの皮膚は、顔の他の部分と比べてこの角質層の厚みが3分の1程度しかなく、非常に乾燥しやすい部位です。

肌は乾燥することで細胞が縮んでしまい、キメが乱れてシワやたるみができやすくなります。

2-3.表情のクセ

目の動かし方や笑い方など人それぞれクセがあり、自分では気づかない下記のような表情のクセが原因で目尻にシワができているケースもあります。

・瞬きが多い ・笑うと目がくしゃっと細くなる
・緊張すると目をぱちぱちとさせる
・目の動きが活発で眼球を大きく動かす
・遠くを見る時に目を細める

2-4.紫外線によるダメージ

紫外線は目元の外と内の両方にダメージを与え、シワやシミができやすい環境を作ります。

皮膚への影響・真皮の組織を破壊・変性させ、肌のバランスが乱れる
・熱ダメージにより乾燥を誘発
内側への影響・角膜にダメージを与え、目の周りの神経や筋肉に炎症を起こす

目元の皮膚に直接負荷をかけるだけでなく、眼球や内側の組織にダメージを与えることで眼精疲労を引き起こすリスクもあります。

2-5.摩擦などのダメージ

目元は皮膚が薄く非常にデリケートな部分です。そのため、メイク時の摩擦やクレンジング時の擦れなど、日々の生活の中でかかる負荷は、肌表面のバリア機能を低下させてしまいます。ダメージを受けた肌は、乾燥しやすくターンオーバーも乱れるためシワが深く刻まれやすい状態となります。

眠い時に瞼をゴシゴシと擦る・うつ伏せで寝る癖・目元を念入りにメイクアップすることなども、摩擦ダメージを与える原因となるため注意が必要です。

3.目尻のシワを目立たなくする方法

一度できてしまったシワを完璧に元の状態に戻すのは難しいことが多いものの、正しくケアをすることで今よりも状態を和らげ若々しい印象を取り戻せる可能性があります。

今あるシワを目立たなくし新しいシワを予防するためにも、次のような方法を実践し健やかな肌を目指しましょう。

3-1.目元のスキンケアを念入りに行う

顔の他の部分と同じようにケアしていても、構造の違いにより目元の皮膚はより水分を失いやすい傾向です。そのため、目元の乾燥肌対策は他の部分よりも念入りに行うよう心がけましょう。

まずは洗い残しのないよう、しっかりと優しくメイクを落とします。肌に必要な油分まで奪わないようジェルやクリームタイプのクレンジング剤を使い、40℃以下のぬるま湯で洗ってください。洗顔後は化粧水や乳液での基本ケアに加え、目元用シートマスクや美容液・アイクリームなど、プラスの保湿ケアが効果的です。

3-2.紫外線対策を行う

シワを作る原因となる紫外線のUVA波は、1年を通して降り注いでいます。紫外線対策として日焼け止めクリームを使う際には、目元のキワまでしっかりと塗ることを意識しましょう。

日焼け止め効果のある化粧品を使う際には、「PA(Protection Grade of UVA)」値に注目してください。+が多いほどUV対策力が高まりますが、肌への負担も大きくなるためTPOに合わせて使い分けてください。

3-3.目元の血流改善を促す

疲労や冷えなどからくる血行不良を解消させるためには、目元専用のホットマスクやアイマッサージャーの使用がおすすめです。温めることにより、眼球内の毛様体筋をはじめ目元の筋肉の緊張がほぐれ、血流の改善が見込めます。またマッサージは、血管やリンパ管に刺激を与え、本来の流れを取り戻す効果も期待できるでしょう。

蒸しタオルやセルフマッサージでも血流改善が見込めますが、目元は大変デリケートなエリアのため摩擦や火傷等のトラブルには十分注意して行ってください。

3-4.エクササイズをする

目元には、眼輪筋や表情筋などいくつもの筋肉が存在します。これらを適度に動かすことは、血流の改善・筋力の維持・疲労回復などさまざまな効果が期待できます。

・目を大きく見開き、∞マークを描くように眼球をゆっくりと動かす
・口を「お」の形に開き、目線を上に向け目の下を伸ばすことを意識して5秒キープ
・自分の手を10秒見つめ、次に3m以上離れたものを10秒見つめる

これらのエクササイズは、それぞれ1日5回を目安に行いましょう。朝晩のスキンケアに取り入れるなどして、継続的に行うことが大切です。

まとめ

目尻のシワは、目の疲れ・肌の乾燥・表情のクセ・紫外線や摩擦によるダメージなどが原因でできたり悪化したりします。日頃からスキンケアやUV対策をしっかり行いましょう。また、目元を温めて血流改善を促したり、エクササイズをしたりするのもおすすめです。

この記事を監修したドクター
CLINICA BellaForma

院長 佐藤 英明 先生

目の下のシワ|5つの原因と対策・セルフケア方法を解説!

目の下のシワの原因は、乾燥・紫外線・摩擦・目の疲れ・たるみなどと言われています。シワを防いだり改善したりしたい場合は、それぞれの原因を知って、適切な対策を行うことが大切です。

この記事では、目の下にシワができる5つの原因と対策に加え、日頃の習慣に取り入れやすいシワ改善につながるセルフケアを4つ紹介します。顔の印象を左右する目の下のシワの予防・改善を目指し、若々しい印象を保ちたい方は、ぜひ参考にしてください。

目次

1.目の下にシワができる5つの原因と対策

顔の中でも特に印象に残りやすい目もとのケアに気を遣っている方は多いでしょう。目もと周りの皮膚は非常に薄くデリケートなため、シワができやすい部分でもあります。気を付けているつもりでも、知らず知らずのうちに負担をかけて、シワを作ってしまっているかもしれません。

目もとのシワは、見た目年齢に大きな影響を与えます。以下のような行為はシワの原因となってしまう可能性があるため、当てはまっていないかチェックしましょう。

1-1.紫外線対策を行う

乾燥による細かい小ジワは「ちりめんジワ」とも呼ばれます。水分を保持する役目のセラミドが不足し、うるおい不足でしぼんだような状態です。目の周りは、もともと皮脂腺がほとんどないため乾燥しやすく、洗浄力の高いクレンジングでさらに油分が落とされて乾燥していることがあります。脂性肌で吹き出物が出やすいという方でも、まぶたにニキビができることは少ないのではないでしょうか。

・対策

スキンケアにセラミドが配合された化粧水やアイクリーム、保湿力の高いオイルを取り入れることで、乾燥を防いで新たなちりめんジワをできにくくします。保湿は、今あるシワが目立たないようにするのにも効果的です。

1-2.紫外線によるダメージ

紫外線は、肌にハリをもたらしているコラーゲンやエラスチンを壊し、真皮にダメージを与えてしまいます。真皮へのダメージは、なかなか消えない深いシワの原因です。また、紫外線は肌のバリア機能を低下させ乾燥の原因ともなるため、紫外線対策を怠っていると必然的に乾燥しやすくなります。

1-3.摩擦などの刺激

目をこすったり、洗顔やメイクのときの摩擦がダメージとなったりして、肌のキメが乱れてしまいシワにつながる場合もあります。

・対策

マスカラやアイラインなどの落としにくいアイメイクのクレンジングは、思わずこすって落としたくなりますが、摩擦はNGです。まず、ポイントリムーバーとコットンを使用し、優しく丁寧にオフしてからクレンジング・洗顔をしましょう。

1-4.目の疲れ

眼精疲労は、ネット社会を生きる現代人の多くが抱えている不調です。スマートフォンやパソコンの液晶を長時間見ているとまばたきが減り、乾燥するだけでなく血行不良も招きます。そのため、老廃物が流れず溜まったままとなり、シワ以外にたるみやくすみなどさまざまな肌トラブルも引き起こします。

・対策

1時間に1回の休憩をとり、ホットタオルやアイマスクなどでリラックスしながら血行を促進することで、疲労回復効果も期待できます。人間は視覚からの情報に頼りすぎているため、目を閉じて休むだけでも眼精疲労の一時的な回復に効果があるとされています。

1-5.たるみ

年齢を重ねると、肌のハリや弾力を生み出しているコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などが減少し、皮膚を支えきれずに重力に負けてしまう状態がたるみです。たるみがあると目の下に影ができ、暗い印象になるため、疲れたように見えてしまいます。

・対策

ビタミンCにはコラーゲン生成を助ける働きがあるため、サプリメントや薬の服用でたるみの予防・改善が期待できます。また、これ以上コラーゲンやエラスチンなどを破壊されないために、紫外線対策も欠かさないようにしましょう。

2.目の下のシワ改善が期待できるセルフケア

日頃のスキンケアや紫外線対策を徹底することで、目の下のシワの予防や改善の効果が見込めると言われています。ほかにも、マッサージやエクササイズなどで目の周辺の血流改善や硬直している筋肉をほぐすことによって、目の開きやシワ、たるみの改善も期待できます。
専用のグッズなどは使わず、自分の手だけでできるセルフケアを以下で紹介します。ぜひ、参考にしてください。

2-1.眼輪筋のエクササイズ

眼輪筋とは、目のくぼみ付近にあり、まぶたの開閉にかかわる筋肉です。眼輪筋が年齢とともに衰えると目の開きが悪くなり、目の下のたるみやクマの原因となります。
眼輪筋のエクササイズの例は次の通りです。
1.薬指の腹でまぶたを軽く引き上げ、10回まばたき
2.人差し指と中指の腹を目頭と目尻に添え、軽く圧をかけながら10回まばたき
3.人差し指と中指をつけて指の腹を目尻に添え、軽く圧をかけながら10回まばたき

まぶた周辺はデリケートなため、爪で傷つけたり眼球を強く押したりしないよう気を付けて行いましょう。また、手を使わずにできる眼輪筋のトレーニング方法はこちらです。
1.目を「ギュッ」と閉じて、10秒キープ
2.目を見ひらいて、10秒キープ

非常に簡単ですが、1セット行うだけでも目がすっきりします。ぜひ仕事の休憩やスキマ時間などに取り入れ、習慣として行ってください。

2-2.側頭筋のマッサージ

眼精疲労による筋肉のコリは、頭皮にまで影響します。中でも、側頭筋は眼輪筋と隣接しており、側頭筋からアプローチすることで眼輪筋の血行改善につながります。側頭筋は目だけでなく、口周りやあごの筋肉とも密接にかかわっているため、エラの張りや頬のたるみが気になる場合にも改善が期待できます。

側頭筋のエクササイズの例は次の通りです。
1.頭全体を持ち上げるように、手のひらを上に向けて耳の上あたりを挟む
2.親指をこめかみあたりに押し当て、後頭部の方向に引っ張り上げる
3.そのまま口を大きく10回ほど開閉する
4.親指の位置を後頭部側に1~2cmほどずらし、1~3を繰り返す
側頭筋をほぐすことで、まぶたが軽くなり目の開きがよく感じるでしょう。

2-3.目の周りのツボ押し

長時間のデスクワークで目の疲労を感じたとき、すぐに行えるツボ押しも血流改善に効果があるとされています。ツボの位置さえ把握してしまえば人目を気にせずどこでもリフレッシュができるため、ぜひ覚えておきましょう。
以下は目の周りのツボの例です。

承泣(しょうきゅう)眼精疲労に効果があるとされる。目の中央、真下の骨のフチにあるツボ
球後(きゅうご)血液やリンパの流れを促すとされる、承泣と目尻のちょうど真ん中にあるツボ
太陽(たいよう)血行促進効果が期待される。左右の目尻の少し外側にある、骨がくぼんだところにあるツボ

気持ちよさを感じられる程度の力加減で、ゆっくり押すようにマッサージしましょう。

まとめ

目の下にできるシワの改善を目指すためには、乾燥や紫外線などの原因を把握し、しっかりと対策を行うことが大切です。また、目の周りにある筋肉のエクササイズや目の付近にあるツボへのアプローチなど、簡単に取り入れられるセルフケアを実践してみるとよいでしょう。

この記事を監修したドクター
STスキンクリニック青山

院長 田澤しおり 先生

30代のシワ対策!パーツごとのケア方法やNG習慣を紹介

ターンオーバーの力が弱まり始める30代は、シワができやすくなるため早めのケアが重要です。シワの原因は、加齢以外にも乾燥や紫外線によるダメージなどが上げられ、日頃から対策をしておく必要があるでしょう。

この記事では、30代のシワケアが大切である理由やシワの原因などの基本情報を踏まえ、パーツ別のシワ対策について詳しく解説します。30代が気を付けたいシワを悪化させるNG習慣にも触れるため、シワを防ぎ若々しい印象を保ちたい方は、ぜひ参考にしてください。

目次

1.30代もシワのケアが重要!

シワやシミなどの肌トラブルを引き起こす原因として、ターンオーバーのサイクルの乱れやターンオーバーの力が弱まることが挙げられます。ターンオーバーとは、肌の内側で新しい細胞を作り、内側の細胞が外側にある表皮を押し出してアカとしてはがれ落とすことを言います。つまり、ターンオーバーは肌の再生を繰り返すシステムです。

肌トラブルを防ぐために、ターンオーバーが理想的な周期で行われることが大切です。しかし、年齢を重ねるにつれて体内の血液循環が滞り、代謝が下がることで新たな細胞を作る力が弱まってしまいます。30代から少しずつターンオーバーの力が弱まると言われているため、日ごろからケアをすることが大切です。

1-1.そもそもシワの原因は?

シワができる主な原因は、肌の乾燥と紫外線によるダメージです。
肌が乾燥すると角質層に隙間ができ、小ジワの原因となります。エアコンによって空気が乾燥したり、睡眠不足が続いてしまったりすることで肌は乾燥しやすくなります。最近は小ジワに悩む20代も少なくありません。また、紫外線を浴びると「光老化」という現象が起き、シワができやすくなります。

さらに、30代になると、肌の乾燥によるシワや表情によって作られるシワが深く刻まれるようになります。乾燥によるシワを長期間放置しておくと深いシワになってしまうため、早めにケアをするようにしましょう。

2.【パーツ別】30代のシワ対策

気づかないうちにシワが増えていたという方も少なくありません。大切なことは、気づいたら早めに適切なケアを取り入れることです。加齢とともにターンオーバーの力が弱まるため、シワを放置しておくと気づかないうちに深いシワが刻まれてしまいます。

シワを防ぐために顔のパーツに合った適切なケアをしましょう。以下では、シワ対策の詳細を紹介します。

2-1.口元

口元のシワの主な原因は、乾燥の他、コラーゲンの減少と表情の癖です。紫外線の影響や加齢によりコラーゲンが減ることで、肌の表面を支えきれなくなってシワができます。また、笑ったり怒ったりなど表情の癖によってシワが作られて目立ちやすくなります。

以下では、口元のシワを防ぐための効果的な保湿方法を紹介します。

・ほうれい線

ほうれい線に沿って、口角から小鼻に向かって保湿

・口角~あごのライン

乾燥すると口元がたるんで見えてしまうため、あごから口角に向かって保湿

・あごの下~耳のライン

衣類がこすれることもあるため、下から上になでながらしっかり保湿。
口元のケアをするときは、下から上に向かって保湿することが基本です。

2-2.目元

目元のシワは、乾燥や紫外線、加齢などが原因として挙げられます。また、マスクの着用により、目の下の肌をマスクのワイヤーが押上げて目元を押上げ、シワの原因となることもあります。

目元のシワ対策の方法は以下の通りです。

・出かけるときは日焼け止めや帽子などで紫外線対策する
・ポイントリムーバーを使って摩擦を減らす
・コットンに化粧水を染み込ませたものを、3~5分ほど目の下に置く

2-3.おでこ

おでこのシワは、基本的なシワの原因に加えて頭皮や背中のコリ、目の疲れなどが影響しています。頭皮や背中のコリは、加齢に加えてストレスによっても起こります。

以下では、おでこのシワ対策について紹介します。

・頭皮マッサージ

こめかみから頭頂部にかけて円を描くようにほぐした後、前頭筋から頭頂部をつかんでほぐす。最後に、首の付け根から上に向かって後頭部を引き上げるようにほぐす。

・ながらストレッチ・表情の意識

耳上をつかむように5本指を置いて、外側を意識する。おでこを手のひらで押さえて、おでこが動かないように口を開くトレーニングをする。

・おでこを上げて血流アップ

仰向けになり、眉山を両手のひらで押さえながら持ち上げる。

2-4.

首のシワには縦ジワと横ジワがあります。縦ジワは加齢や筋力の低下などで起こり、横ジワは生活習慣が原因で起こります。

以下では、首のシワ対策について紹介します。

【縦ジワ対策】

・首の保湿
・マッサージ
2~3本の指を使ってあご下のくぼみ~耳の下にかけて指圧し、耳の下から鎖骨に向かって指で押し流す。鎖骨の中央に向かった後、鎖骨の下を通って肩にかけてマッサージする。

【横ジワ対策】

・前かがみにならないよう、姿勢を整える
・枕の高さを調整する

3.30代は要注意!シワ・老けを悪化させるNG習慣

シワが気になる人は、自分でも気づかない間にシワを作る習慣があるかもしれません。気になったときに対策すれば、早期改善が見込めるため、日ごろの生活を見直してみましょう。
以下では、シワ・老け顔を作ってしまうNG習慣について紹介します。

3-1.誤ったスキンケア

20代のスキンケアをどのように行ってきたかが30代の肌に現れます。30代になってシワが気になりだしたと思う方は、スキンケアを見直してみましょう。特に、洗顔時に洗いすぎたり、スキンケアの際にこすり過ぎたりしている場合は注意が必要です。

以下では、取り入れたいスキンケア化粧品と使い方の例を紹介します。

・肌の乾燥を防ぐために、洗浄力が強すぎない洗顔料を選ぶ
・ピーリングを使って、ターンオーバーを促す
・保湿効果の高い美容液や美容クリーム、アイクリームなどを使って保湿力を高める

なお、ピーリングは使いすぎると肌が刺激を受けてしまうため、使用頻度を守りましょう。

3-2.紫外線対策不足

紫外線は肌の奥深くにまで浸透し、コラーゲンを破壊してシワの原因になると言われています。室内にいれば紫外線の影響は受けないと思われがちですが、紫外線はくもりの日であっても窓ガラスを通り抜けるため、対策はかかせません。

以下では、効果的な紫外線対策について紹介します。

日焼け止めを塗る
・日傘を差す
・つばの広い帽子をかぶる
・UVカットの上着を羽織る

SPFとPAの+表示が多いものほど紫外線から守る効果が高いものの、どちらの成分も多く配合されている商品を使用すると、肌の負担になることがあります。長時間外に出かけるのか、近所で買い物をするだけなのかで日焼け止めを使い分けるとよいでしょう。

気づかないうちにダメージが肌の奥で蓄積し、シワの原因となるためケアを怠らないようにしましょう。

3-3.表情のクセ

シワを予防するためには、表情筋を鍛えましょう。無表情でいることが多いと表情筋をあまり使うことがないため、肌がたるんでシワができてしまいます。よく笑うなど日常的に表情筋を使っていると、肌の血行が促され、たるみを防げると言われています。

日ごろからよく笑う、表情筋を鍛えるエクササイズを取り入れることもおすすめです。

3-4.不規則な生活

シワ対策の効果を実感するために重要なのが規則正しい生活です。以下では、規則正しい生活がなぜ大切なのかを説明します。

・食事

タンパク質やビタミン、食物繊維、脂質などをバランスよく取り入れることで、うるおいやハリのある肌を作り、新陳代謝の促進につながる。

・睡眠

睡眠は成長ホルモンを分泌すると言われている。成長ホルモンは、代謝向上や肌の再生を促す効果があるとされている。

・運動

運動をすると筋肉量が増えると血行が良くなり、ターンオーバーの促進が期待できる。

・入浴

汗を流すと余分な皮脂や老廃物が排出されるため、美肌効果が期待できる。入浴のポイントとして、38℃のぬるめのお湯にゆっくり浸かる。
基本的な生活を整えると、シワ対策だけでなく、健康的に過ごすことにもつながります。

まとめ

30代のシワは早めのケアが大切です。特にシワができやすい口元・目元・おでこ・首は、それぞれにシワができる原因や対策を把握し、念入りに手入れをしましょう。また、スキンケア方法の間違いや、紫外線対策不足・不規則な生活により、シワは悪化すると言われています。日頃の習慣を見直し、シワの悪化を促す行動は改めましょう。

この記事を監修したドクター
CLINICA BellaForma

院長 佐藤 英明 先生

シワとは?種類や部位別・年齢別の原因と対策方法を解説

シワができると、老けた印象となって悩む方は少なくありません。シワは、乾燥などによってできる浅いシワと、皮膚内部の成分の現象によりできる深いシワに分類され、改善のアプローチが異なります。

この記事では、シワの種類と原因などの基本情報から、口元や目元などの部位別のシワの特徴、シワ改善・防止のための習慣までを詳しく解説します。年齢別のケアについても触れるため、シワが増えてお悩みの方や、シワの改善・防止に興味のある方は、ぜひ参考にしてください。

目次

1.シワとは?種類と原因も

シワとは肌の表面にできる溝や細かい筋目のことです。皮膚の内側で弾力性を保つコラーゲンやエラスチンが変性するほか、皮膚の水分や皮下脂肪の減少によって肌に緩みができることで起きやすくなります。

シワ対策を行うためにはタイプ別の特徴について知り、シワの知識を深めましょう。

1-1.シワの種類

シワにはさまざまな種類があります。ここでは「真皮性シワ」と「表皮性シワ」の2種類に分けて紹介します。

皮膚は表面から表皮、真皮、皮下組織の順に3つの層で構成されています。真皮性シワは、紫外線の影響などによって皮膚の内側にあるコラーゲンやエラスチンが減少し、弾力性の衰えによってできる深いシワのことです。
真皮シワはなかなか戻りにくいことから大ジワと呼ばれています。また、真皮シワには老化による筋肉の衰えや、ハリ弾力の低下などでできるたるみジワがあります。

一方で、表皮性シワは加齢による新陳代謝の低下や、皮膚の水分量の減少によって皮膚の表面上にできる浅いシワのことです。表皮性シワには肌の潤いが不足し、乾燥によってできる乾燥ジワや小ジワがあります。

1-2.シワの原因

シワの主な原因は弾力性の低下ですが、加齢だけが原因ではありません。さまざまな原因がある中で、押さえておきたい3つの原因を説明します。

・肌の乾燥

肌の水分量が不足し乾燥している状態が続くことで、肌のキメが乱れて細かいシワができます。特に、気温や湿度が低い季節や、エアコンの付いた環境などは乾燥しやすく、肌のバリア機能が低下するので注意が必要です。

・紫外線によるダメージ

紫外線は肌の奥の真皮にダメージを与えます。繰り返し紫外線を浴びることで、肌の弾力やハリを与えるコラーゲンやエラスチンが減少します。結果的にシワやたるみができるのです。

・ホルモンバランスの乱れ

女性ホルモンは肌の弾力性を保つコラーゲンやエラスチンの生成に関わるエストロゲンが分泌されます。更年期などでホルモンバランスが乱れると、エストロゲンが減少し肌の弾力性が低下するのでシワができやすくなると言われています。

2.【部位別】シワの原因や特徴

顔や首などには乾燥によってできるシワや表情・癖によってできるシワ、深いシワなどパーツごとにできやすいシワや特徴に違いがあり、肌のケア方法も異なります。
ケア方法は保湿や紫外線対策、マッサージ、癖の見直しなどさまざまです。顔や首にできるシワの特徴を知り、それぞれに合わせたケアをしましょう。

2-1.口元

口元は顔の中でもシワができると目立ちやすい部分です。加齢とともにハリを保つコラーゲンやエラスチンが減少する以外にも、表情筋の衰えによっても、口元のたるみやシワが発生します。表情の変化が少ない人は、特にシワができやすいので、意識的に表情筋を鍛えるトレーニングをしましょう。

また、食べる時に無意識に片方の歯で噛む癖があると、癖ジワができやすい傾向にあります。食事の際は左右均等に口を動かし、ゆっくり食べることを心がけましょう。
なお、口元にできやすいシワは、ほうれい線やマリオネットラインなど深いシワです。フェイスマッサージなどのセルフケアを取り入れると、リフトアップ効果が期待できます。

2-2.目元

目は顔の印象を大きく与える部分であり、目元や目尻にシワができると老けて見えたり疲れた印象になります。顔のパーツの中でも目元は皮膚が薄く、浅くて細かい乾燥ジワや癖ジワができやすい傾向にあります。特に眉間を寄せるクセがある人は眉間にシワができやすいので注意しましょう。

また、目元は洗顔やクレンジングなどの摩擦によるダメージを受けやすく、アイメイクが濃いことなども肌トラブルの原因になります。洗顔やクレンジングの際は優しく洗い、できるだけ摩擦しないようにしましょう。さらに、パソコンやスマホを長時間使用することで目が疲れ、肌の血行が悪くなり、シワができやすくなることがあります。こまめに休息したり、ホットアイマスクで目の疲れを和らげましょう。

2-3.額(おでこ)

おでこのシワの主な原因は、表情による癖ジワです。おでこには前頭筋という額の周囲を動かす筋肉があります。前頭筋は目の筋肉と繋がっており、目を開く時に、自然と前頭筋も動いてしまうことで癖ジワができやすいです。

おでこの癖ジワは、眉毛やおでこを動かさないトレーニングをすることでシワを和らげます。トレーニングというと難しく感じますが、簡単なことから始めましょう。

目を開く際に目元だけを動かす意識をするだけでも、トレーニングになり目の周辺に筋肉が鍛えられます。また、頭皮や目の周りのセルフケアをしてコリをほぐせば、おでこのシワ改善が期待できます。

2-4.

首のシワは、あごを引く動きや、姿勢など普段の習慣によってできる癖ジワが主な原因です。デスクワークやスマホの使用で長時間下を向く姿勢をとることや高い枕、猫背などの要因で、年齢が若い人でも首のシワができます。

まずは普段の姿勢や体勢を見直しましょう。下を向く姿勢を避け、頭が天井に引き上げられているイメージで姿勢を正すと、自然と首が伸びます。

また、首をマッサージする方法もあります。ただし、力を入れてマッサージすると、摩擦により皮膚にダメージを与えるため、クリームやオイルを使用し、優しくマッサージしましょう。

3.シワ改善や防止につながる習慣

シワを改善、予防するためには、日々の生活習慣を見直すことが大切です。特に欠かせない習慣は「十分な保湿で乾燥を避けること」と「紫外線対策をすること」です。乾燥による一時的なシワの場合、保湿ケアで改善する可能性があります。

紫外線対策の基本は日焼け止めを塗ることです。外出時は日焼け止めと日傘や帽子、サングラスなどUVグッズを合わせて使用しましょう。紫外線のダメージは蓄積されていくので、季節問わず対策が大切です。

また、「食事」や「睡眠」にも気をつけましょう。栄養バランスの偏った食事は肌トラブルにつながります。主食・副菜・汁物・果物など和食中心にバランスの良い食事を心がけましょう。

さらに、寝不足によってホルモンバランスが乱れ、肌に負担がかかることもあります。良質な睡眠のために、寝る前はスマホやパソコンの使用を控え、できるだけリラックスした状態で就寝しましょう。

3-1.年齢別のケアのポイント

シワは年齢によって進行度合いが異なるので、スキンケアの方法も年齢に合わせることが大切です。以下では年齢別のケア方法や注意点を説明します。

・20代
生活習慣や環境の変化や、化粧などにより徐々に肌への負担が増えてくる年齢です。女性ホルモンの分泌やコラーゲンの生成力も高いため、シワができにくいですが、紫外線のダメージは若い時から蓄積されるので、紫外線対策と毎日の保湿はしっかり行いましょう。

・30代
コラーゲンの生成が低下し、肌トラブルやシワが増え始める年齢です。乾燥が気になったら、早めにスキンケアをしましょう。また、仕事や家庭でのストレスや睡眠不足など肌に負担がかかりやすい時期でもあるため、質の良い睡眠と規則正しい生活習慣を心がけましょう。

・40代
加齢によりコラーゲンが減少し、たるみやシワが増え始める年齢です。毎日のスキンケアに加えて、頭皮マッサージや表情筋のトレーニングも継続的に行いましょう。基礎化粧品は保湿成分の高いものを選び、十分な保湿をしてください。

・50代
更年期でホルモンバランスが急激に乱れ、肌への悪影響だけでなく、体調が優れないことも増えます。化粧品や美容液はできるだけ肌への負担が少なく、保湿効果の高いものにしましょう。

まとめ

シワの主な原因は乾燥や紫外線によるダメージ・ホルモンバランスの乱れなどです。また、口元・目元・額など部位によってもできやすいシワの種類やケアの方法が異なります。シワができやすい習慣がないか、生活を見直し、改善やセルフケアを行うとよいでしょう。

また、シワは年齢によってできやすさやケア方法が異なります。自身の年代やシワの傾向を踏まえ、適切なケアを行うことが大切です。なお、一度できてしまった深いしわはセルフケアでは改善が難しい場合があります。

この記事を監修したドクター
STスキンクリニック青山

院長 田澤しおり 先生

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