目尻のシワは老けて見える?原因や目立たなくする方法を紹介!

目尻のシワは愛嬌のある笑いジワとして捉えられることがある一方で、年齢が出やすく実際よりも老けて見える原因となることがあります。そのため、目尻のシワが気になり、改善できないか悩む方は多いのではないでしょうか。

この記事では、目尻のシワの印象を踏まえ、目尻にシワができる5つの代表的な原因から、目尻のシワを目立たなくする方法までを詳しく解説します。目尻のシワを目立たなくしたい、防ぎたいと考えている方は、ぜひご一読ください。

目次

1.目尻のシワの印象

目尻のシワは、笑った時にできる愛らしく魅力的なシワと捉えられる場合もありますが、「老け顔」「疲れ顔」といったネガティブな印象を与えることがあります。

「目尻のシワで年齢が分かる」「マスクをしていても目元で年齢が判断できる」と言われるように、目元は顔の中でも年齢が出やすい部分です。目尻の深いシワのせいで実際よりも老けて見られてしまうこともあるなど、目元の状態で見た目年齢は大きく左右されます。

隠そうと化粧をしても、シワの溝にファンデーションがたまるなど余計に目立ってしまうことに悩まされている方も多いでしょう。

2.目尻のシワの原因

目尻のシワを目立たなくさせるためには、「シワができた原因」を正しく把握することが大切です。理由に合わせた正しい対策をとれば、現在のシワの状態を和らげるだけでなく、新たなシワを防ぐことにもつながるでしょう。

目尻にシワを作る原因となる5つの項目について、自分がどれに当てはまるのかを考えながら確認してください。

2-1.目の疲れ

スマートフォンやパソコンの影響で目に疲労が蓄積し、目元が常に緊張状態にあるという人が増えています。目の疲れのサインは次の通りです。

・目が乾き、瞬きの回数が増える
・瞼をギュッと強くつぶり目頭を押さえる
・目をゴシゴシとこする
・ピントを合わせるために目に力を入れる
・眉間に力がはいる

目や目の奥の筋肉を酷使すると、疲れを少しでも緩和しようと無意識にこのような行動をとりがちです。日々繰り返されることで、少しずつ目尻にシワが作られてしまいます。また、過度な疲労は血行不良を引き起こし、肌への栄養や水分の供給が十分でなくなることでより深いシワができやすくなります。

2-2.肌の乾燥

皮膚の表面には、水分を蓄え蒸発を防ぐ「角質層(かくしつそう)」と呼ばれる層があります。目のまわりの皮膚は、顔の他の部分と比べてこの角質層の厚みが3分の1程度しかなく、非常に乾燥しやすい部位です。

肌は乾燥することで細胞が縮んでしまい、キメが乱れてシワやたるみができやすくなります。

2-3.表情のクセ

目の動かし方や笑い方など人それぞれクセがあり、自分では気づかない下記のような表情のクセが原因で目尻にシワができているケースもあります。

・瞬きが多い ・笑うと目がくしゃっと細くなる
・緊張すると目をぱちぱちとさせる
・目の動きが活発で眼球を大きく動かす
・遠くを見る時に目を細める

2-4.紫外線によるダメージ

紫外線は目元の外と内の両方にダメージを与え、シワやシミができやすい環境を作ります。

皮膚への影響・真皮の組織を破壊・変性させ、肌のバランスが乱れる
・熱ダメージにより乾燥を誘発
内側への影響・角膜にダメージを与え、目の周りの神経や筋肉に炎症を起こす

目元の皮膚に直接負荷をかけるだけでなく、眼球や内側の組織にダメージを与えることで眼精疲労を引き起こすリスクもあります。

2-5.摩擦などのダメージ

目元は皮膚が薄く非常にデリケートな部分です。そのため、メイク時の摩擦やクレンジング時の擦れなど、日々の生活の中でかかる負荷は、肌表面のバリア機能を低下させてしまいます。ダメージを受けた肌は、乾燥しやすくターンオーバーも乱れるためシワが深く刻まれやすい状態となります。

眠い時に瞼をゴシゴシと擦る・うつ伏せで寝る癖・目元を念入りにメイクアップすることなども、摩擦ダメージを与える原因となるため注意が必要です。

3.目尻のシワを目立たなくする方法

一度できてしまったシワを完璧に元の状態に戻すのは難しいことが多いものの、正しくケアをすることで今よりも状態を和らげ若々しい印象を取り戻せる可能性があります。

今あるシワを目立たなくし新しいシワを予防するためにも、次のような方法を実践し健やかな肌を目指しましょう。

3-1.目元のスキンケアを念入りに行う

顔の他の部分と同じようにケアしていても、構造の違いにより目元の皮膚はより水分を失いやすい傾向です。そのため、目元の乾燥肌対策は他の部分よりも念入りに行うよう心がけましょう。

まずは洗い残しのないよう、しっかりと優しくメイクを落とします。肌に必要な油分まで奪わないようジェルやクリームタイプのクレンジング剤を使い、40℃以下のぬるま湯で洗ってください。洗顔後は化粧水や乳液での基本ケアに加え、目元用シートマスクや美容液・アイクリームなど、プラスの保湿ケアが効果的です。

3-2.紫外線対策を行う

シワを作る原因となる紫外線のUVA波は、1年を通して降り注いでいます。紫外線対策として日焼け止めクリームを使う際には、目元のキワまでしっかりと塗ることを意識しましょう。

日焼け止め効果のある化粧品を使う際には、「PA(Protection Grade of UVA)」値に注目してください。+が多いほどUV対策力が高まりますが、肌への負担も大きくなるためTPOに合わせて使い分けてください。

3-3.目元の血流改善を促す

疲労や冷えなどからくる血行不良を解消させるためには、目元専用のホットマスクやアイマッサージャーの使用がおすすめです。温めることにより、眼球内の毛様体筋をはじめ目元の筋肉の緊張がほぐれ、血流の改善が見込めます。またマッサージは、血管やリンパ管に刺激を与え、本来の流れを取り戻す効果も期待できるでしょう。

蒸しタオルやセルフマッサージでも血流改善が見込めますが、目元は大変デリケートなエリアのため摩擦や火傷等のトラブルには十分注意して行ってください。

3-4.エクササイズをする

目元には、眼輪筋や表情筋などいくつもの筋肉が存在します。これらを適度に動かすことは、血流の改善・筋力の維持・疲労回復などさまざまな効果が期待できます。

・目を大きく見開き、∞マークを描くように眼球をゆっくりと動かす
・口を「お」の形に開き、目線を上に向け目の下を伸ばすことを意識して5秒キープ
・自分の手を10秒見つめ、次に3m以上離れたものを10秒見つめる

これらのエクササイズは、それぞれ1日5回を目安に行いましょう。朝晩のスキンケアに取り入れるなどして、継続的に行うことが大切です。

まとめ

目尻のシワは、目の疲れ・肌の乾燥・表情のクセ・紫外線や摩擦によるダメージなどが原因でできたり悪化したりします。日頃からスキンケアやUV対策をしっかり行いましょう。また、目元を温めて血流改善を促したり、エクササイズをしたりするのもおすすめです。

この記事を監修したドクター
CLINICA BellaForma

院長 佐藤 英明 先生

【ツボ紹介】目の下のたるみ・目の周りの悩みにはこの9つをチェック

目の下にたるみがあると、何となく疲れた印象や老けた印象を与えます。また、たるみ具合によっては人相が悪く見えてしまうケースもあるため、悩む人が少なくありません。目の下のたるみ対策に有効とされる美容法はいくつかありますが、東洋医学として知られる「ツボ押し」もまたその1つです。

この記事では、目の下がたるむ主な原因とツボ押しの概要、目の下のたるみや目の周りのお悩みに有効とされる9つのツボを紹介します。まずはお金をかけずに目の下のたるみケアを行いたいと考える人は、ぜひ参考にしてください。

目次

1.目の下のたるみの主な原因は?

目の下がたるむ原因はいくつかあり、中でも下記の2つが代表的です。


●筋力の低下
目の周りを覆いキュッと肌を引き締めている「眼輪筋」の筋肉が衰えると、眼球を支えている眼窩脂肪を抑えきれなくなります。眼球を支える力が低下して脂肪が前面に押し出されると、眼窩脂肪が目の下のたるみやふくらみとして現れます。筋力の低下が原因で生じたたるみには、眼輪筋のトレーニングが有効です。
●肌のハリ・弾力低下
コラーゲンやエラスチンなどの減少・劣化による肌のハリや弾力の低下も、目の下がたるむ大きな原因となります。ハリや弾力の低下で生じたたるみには、コラーゲンやエラスチンなどの生成を促すようなケアが有効です。

上記2つの原因は、加齢による老化の影響が大きいと言われています。また、

紫外線の浴びすぎ・皮膚の擦りすぎ・スキンケア不足・睡眠不足といった日々の積み重ねも、よりたるみを加速させるため注意が必要です。

1-1.目の下のたるみにツボ押しは効果的?そもそもツボとは?

目の下のたるみに対して、ツボ押しは手軽にできるセルフケアと言えるでしょう。

ツボとは、全身を巡る経絡を通して身体の不調を知り原因となる部分へアプローチする、東洋医学における治療方法です。ツボごとに対応する部位が異なり、鍼やお灸、指圧などで刺激を与えることで機能の活性化や回復を図ります。正しい位置を的確に刺激すれば弱い力でも十分なため、年齢や性別に関わらず手軽に取り組めることが特徴です。

WHO(世界保健機関)によってもその存在と有効性は認められており、361のツボが正式に定められています。

2.目の下のたるみや目の周りのお悩みに試してみたいツボ9つ

ツボ押し自体は簡単であるものの、目の周りに実践する場合にはいくつかの注意点があります。

●力を入れすぎない
●自分のツボの位置を探す
●体調が優れないとき・飲酒時・妊娠中は避ける

目の周りの皮膚は薄くデリケートなため、爪を立てたり力を入れすぎたりしないことが大切です。また、ツボの位置は人によって微妙に異なります。ここで紹介するツボの位置はあくまでも平均的な目安のため、自分のツボがどこにあるかは自身で探り当てなければなりません。

目安となる位置を中心に付近を同じ強さで軽くプッシュし、もっとも大きな刺激を感じる部分を探しましょう。体調が万全のときに、「痛気持ちいい」を超えない程度の力で左右バランスよく刺激することがポイントです。

目が疲れていると痛みを感じやすくなります。力を入れすぎてもよい効果は得られないため、軽く刺激する程度に収めましょう。なお、複数のやり方を紹介している場合でも、1日に行うツボ押しは1か所につき1種類程度にしてください。
ここでは、目の下のたるみや目の周りのお悩みに試してみたい9種類のツボを紹介します。

2-1.魚腰(ぎょよう)

魚腰は、眉毛の真ん中あたりにあるツボです。眉中(びちゅう)と呼ばれることもあります。場所がよく分からない場合は、鏡を正面から見て瞳孔の真上に来る部分を探ってください。骨の縁ではなく、眉の上にあるツボです。

【期待できる効果】
●目の下のたるみ
●目の周りのむくみ
●目の充血
【刺激の仕方】
●中指の腹で5秒押して離す×3回
●親指の腹で下から押し上げるように20回程度揉む
●小さく円を描くようにして周りの筋肉を揉む
※1度につきいずれか1つ

2-2.攅竹(さんちく)

攅竹は、眉頭の少し下にあるツボです。眉頭と目頭の間で窪んでいる部分を中心に探しましょう。たるみやむくみの改善効果が期待できることに加え、疲れ目を緩和する効果も期待できます。

【期待できる効果】
●目の下のたるみ・クマ
●目の周りのむくみ・くすみ
●まぶたの腫れ
【刺激の仕方】
●親指の腹で押し上げるように刺激する
●小さな円を描くようにマッサージする
●中指を立てて軽く押す
※1度につきいずれか1つ

2-3.清明(せいめい)

清明は、と目頭の間にあるツボです。晴明・睛明とも表記されます。目が疲れたと感じたときに自然とつまんでしまう部分にあります。鼻のつけ根と目頭の間で窪んでいる辺りを中心に探しましょう。

【期待できる効果】
●目の下のたるみ
●目の周りのむくみ
●目の充血
【刺激の仕方】
●小指の腹で左右から鼻筋向かって5秒押す×3回
●親指の腹でゆっくりと円を描くように10~15回マッサージする
※1度につきいずれか1つ

2-4.四白(しはく)

四白は、瞳孔の真下にあるツボです。下まつげの生え際から1.5~2cm程度下の少し窪んだ部分の周辺を探してみてください。目の周りに加えて、顔全体の血流へのアプローチが期待できます。

【期待できる効果】
●目の下のたるみ・クマ
●目の周りのむくみ・くすみ・色素沈着
●目の充血
【刺激の仕方】
●人差し指の腹で5秒押す×3回
●人差し指の腹で小さな円を描くように10~15回マッサージする
※1度につきいずれか1つ

2-5.承泣(しょうきゅう)

承泣は、瞳孔の真下にあるツボです。涙袋のすぐ下にある骨の際周辺を探してください。ただし、刺激を与えすぎると、たるみを悪化させる可能性があります。皮膚が薄く非常にデリケートな部分のため、あまり力を入れすぎないようにしましょう。

【期待できる効果】
●目の下のたるみ・クマ
●目の周りのむくみ
【刺激の仕方】
●小指の腹で5秒押す×3回
●人差し指の腹で小さな円を描くようにマッサージする
●手のひらで頬全体を包むようにしながら、中指と薬指で下に向かって軽く押す
※1度につきいずれか1つ

2-6.太陽(たいよう)

太陽は、目尻とこめかみの間にあるツボです。目尻と眉尻を線でつなぎ、中央部分から2cm程度外側のくぼみ周辺を探してください。

【期待できる効果】
●目の下のたるみ
●目の周りのむくみ
【刺激の仕方】
●中指の腹で5秒押す×3回
●親指の腹で外側に向かって押す
●中指の腹で小さな円を描くように10~15回マッサージする
※1度につきいずれか1つ

2-7.球後(きゅうご)

球後は、瞳孔の真下と目尻の間にあるツボです。涙袋のすぐ下にある骨の際、承泣と目尻の中間地点に位置します。眼球が近く刺激に弱いデリケートな部分のため、優しくそっと扱うことが大切です。

【期待できる効果】
●目の下のたるみ・クマ
●目元のシワ
●まぶたのむくみ・痙攣
【刺激の仕方】
●小指の腹で5秒押す×3回
●人差し指の腹で承泣から球後に向けてそっとなぞる
※1度につきいずれか1つ

2-8.瞳子りょう(どうしりょう)

瞳子りょうは、目尻から1cm程度外側にあるツボです。攅竹よりも少し下、内側にあるくぼみ周辺を探してください。

【期待できる効果】
●目の下のたるみ・クマ
●目の周りのむくみ
●目元のシワ
【刺激の仕方】
●中指の腹で5秒押す×3回
●人差し指の腹で軽く押す
●中指の腹で小さな円を描くように10~15回マッサージする
※1度につきいずれか1つ

2-9.絲竹空(しちくくう)

絲竹空は、眉尻にあるツボです。眉尻より少し外側にあるくぼみ周辺を探してください。目の下のたるみや目の充血へのアプローチに加え、頭痛改善の効果が期待できます。

【期待できる効果】
●目の下のたるみ
●まぶたの痙攣
●目尻のシワ
●顔全体のむくみ
【刺激の仕方】
●親指の腹で斜め上に向かって押し上げる
●中指の先で小さな円を描くようにマッサージする
※1度につきいずれか1つ

まとめ

目の下がたるむ主な原因は、目の周りの筋力や肌のハリ・弾力が低下することです。眼輪筋のトレーニングやコラーゲンなどの成分生成を促すケアも効果的ですが、目の周りのツボを刺激することでもたるみ部分を目立たなくする効果が期待できます。

この記事を監修したドクター
STスキンクリニック青山

院長 田澤しおり 先生

目の下のシワ|5つの原因と対策・セルフケア方法を解説!

目の下のシワの原因は、乾燥・紫外線・摩擦・目の疲れ・たるみなどと言われています。シワを防いだり改善したりしたい場合は、それぞれの原因を知って、適切な対策を行うことが大切です。

この記事では、目の下にシワができる5つの原因と対策に加え、日頃の習慣に取り入れやすいシワ改善につながるセルフケアを4つ紹介します。顔の印象を左右する目の下のシワの予防・改善を目指し、若々しい印象を保ちたい方は、ぜひ参考にしてください。

目次

1.目の下にシワができる5つの原因と対策

顔の中でも特に印象に残りやすい目もとのケアに気を遣っている方は多いでしょう。目もと周りの皮膚は非常に薄くデリケートなため、シワができやすい部分でもあります。気を付けているつもりでも、知らず知らずのうちに負担をかけて、シワを作ってしまっているかもしれません。

目もとのシワは、見た目年齢に大きな影響を与えます。以下のような行為はシワの原因となってしまう可能性があるため、当てはまっていないかチェックしましょう。

1-1.紫外線対策を行う

乾燥による細かい小ジワは「ちりめんジワ」とも呼ばれます。水分を保持する役目のセラミドが不足し、うるおい不足でしぼんだような状態です。目の周りは、もともと皮脂腺がほとんどないため乾燥しやすく、洗浄力の高いクレンジングでさらに油分が落とされて乾燥していることがあります。脂性肌で吹き出物が出やすいという方でも、まぶたにニキビができることは少ないのではないでしょうか。

・対策

スキンケアにセラミドが配合された化粧水やアイクリーム、保湿力の高いオイルを取り入れることで、乾燥を防いで新たなちりめんジワをできにくくします。保湿は、今あるシワが目立たないようにするのにも効果的です。

1-2.紫外線によるダメージ

紫外線は、肌にハリをもたらしているコラーゲンやエラスチンを壊し、真皮にダメージを与えてしまいます。真皮へのダメージは、なかなか消えない深いシワの原因です。また、紫外線は肌のバリア機能を低下させ乾燥の原因ともなるため、紫外線対策を怠っていると必然的に乾燥しやすくなります。

1-3.摩擦などの刺激

目をこすったり、洗顔やメイクのときの摩擦がダメージとなったりして、肌のキメが乱れてしまいシワにつながる場合もあります。

・対策

マスカラやアイラインなどの落としにくいアイメイクのクレンジングは、思わずこすって落としたくなりますが、摩擦はNGです。まず、ポイントリムーバーとコットンを使用し、優しく丁寧にオフしてからクレンジング・洗顔をしましょう。

1-4.目の疲れ

眼精疲労は、ネット社会を生きる現代人の多くが抱えている不調です。スマートフォンやパソコンの液晶を長時間見ているとまばたきが減り、乾燥するだけでなく血行不良も招きます。そのため、老廃物が流れず溜まったままとなり、シワ以外にたるみやくすみなどさまざまな肌トラブルも引き起こします。

・対策

1時間に1回の休憩をとり、ホットタオルやアイマスクなどでリラックスしながら血行を促進することで、疲労回復効果も期待できます。人間は視覚からの情報に頼りすぎているため、目を閉じて休むだけでも眼精疲労の一時的な回復に効果があるとされています。

1-5.たるみ

年齢を重ねると、肌のハリや弾力を生み出しているコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などが減少し、皮膚を支えきれずに重力に負けてしまう状態がたるみです。たるみがあると目の下に影ができ、暗い印象になるため、疲れたように見えてしまいます。

・対策

ビタミンCにはコラーゲン生成を助ける働きがあるため、サプリメントや薬の服用でたるみの予防・改善が期待できます。また、これ以上コラーゲンやエラスチンなどを破壊されないために、紫外線対策も欠かさないようにしましょう。

2.目の下のシワ改善が期待できるセルフケア

日頃のスキンケアや紫外線対策を徹底することで、目の下のシワの予防や改善の効果が見込めると言われています。ほかにも、マッサージやエクササイズなどで目の周辺の血流改善や硬直している筋肉をほぐすことによって、目の開きやシワ、たるみの改善も期待できます。
専用のグッズなどは使わず、自分の手だけでできるセルフケアを以下で紹介します。ぜひ、参考にしてください。

2-1.眼輪筋のエクササイズ

眼輪筋とは、目のくぼみ付近にあり、まぶたの開閉にかかわる筋肉です。眼輪筋が年齢とともに衰えると目の開きが悪くなり、目の下のたるみやクマの原因となります。
眼輪筋のエクササイズの例は次の通りです。
1.薬指の腹でまぶたを軽く引き上げ、10回まばたき
2.人差し指と中指の腹を目頭と目尻に添え、軽く圧をかけながら10回まばたき
3.人差し指と中指をつけて指の腹を目尻に添え、軽く圧をかけながら10回まばたき

まぶた周辺はデリケートなため、爪で傷つけたり眼球を強く押したりしないよう気を付けて行いましょう。また、手を使わずにできる眼輪筋のトレーニング方法はこちらです。
1.目を「ギュッ」と閉じて、10秒キープ
2.目を見ひらいて、10秒キープ

非常に簡単ですが、1セット行うだけでも目がすっきりします。ぜひ仕事の休憩やスキマ時間などに取り入れ、習慣として行ってください。

2-2.側頭筋のマッサージ

眼精疲労による筋肉のコリは、頭皮にまで影響します。中でも、側頭筋は眼輪筋と隣接しており、側頭筋からアプローチすることで眼輪筋の血行改善につながります。側頭筋は目だけでなく、口周りやあごの筋肉とも密接にかかわっているため、エラの張りや頬のたるみが気になる場合にも改善が期待できます。

側頭筋のエクササイズの例は次の通りです。
1.頭全体を持ち上げるように、手のひらを上に向けて耳の上あたりを挟む
2.親指をこめかみあたりに押し当て、後頭部の方向に引っ張り上げる
3.そのまま口を大きく10回ほど開閉する
4.親指の位置を後頭部側に1~2cmほどずらし、1~3を繰り返す
側頭筋をほぐすことで、まぶたが軽くなり目の開きがよく感じるでしょう。

2-3.目の周りのツボ押し

長時間のデスクワークで目の疲労を感じたとき、すぐに行えるツボ押しも血流改善に効果があるとされています。ツボの位置さえ把握してしまえば人目を気にせずどこでもリフレッシュができるため、ぜひ覚えておきましょう。
以下は目の周りのツボの例です。

承泣(しょうきゅう)眼精疲労に効果があるとされる。目の中央、真下の骨のフチにあるツボ
球後(きゅうご)血液やリンパの流れを促すとされる、承泣と目尻のちょうど真ん中にあるツボ
太陽(たいよう)血行促進効果が期待される。左右の目尻の少し外側にある、骨がくぼんだところにあるツボ

気持ちよさを感じられる程度の力加減で、ゆっくり押すようにマッサージしましょう。

まとめ

目の下にできるシワの改善を目指すためには、乾燥や紫外線などの原因を把握し、しっかりと対策を行うことが大切です。また、目の周りにある筋肉のエクササイズや目の付近にあるツボへのアプローチなど、簡単に取り入れられるセルフケアを実践してみるとよいでしょう。

この記事を監修したドクター
STスキンクリニック青山

院長 田澤しおり 先生

顎のたるみ・二重あごの主な原因|セルフケアの方法も

顎のたるみや二重あごは、老けて見えたり太って見えたりする大きな要因の1つです。若いうちはダイエットで何とかなっても、年齢を重ねるとなぜか顎のお肉だけが解消できずに残り、悩む人は少なくありません。顎のたるみや二重あごは、肥満以外にもさまざまな原因で生じるため、各原因に合ったケアを行うことが大切です。

この記事では、顎のたるみや二重あごができる主な原因と気軽に取り組めるセルフケア2種類を紹介します。たるみの原因を知った上で顎のすっきり感をアップしたい人は、ぜひ参考にしてください。

目次

1.顎のたるみや二重あごの主な原因とは?

年齢を重ねると、ふと目につくようになるのが顎のお肉です。以前とさほど体重が変わっていない、特に太っているわけでもないのに、顎のたるみや二重あごが出現するケースがあります。

鏡を見ているときには気づかなくても、下や横から撮った写真やWeb会議の画面を見て衝撃を受けたことのある人も多いでしょう。顎のたるみや二重あごを緩和するためには、まず何が原因かを把握することが必要です。
ここでは、顎がたるんだり二重あごになったりする原因を解説します。

1-1.筋力が低下している

顎のたるみや二重あごの主な原因として、顔の筋力低下が挙げられます。加齢や運動不足によって身体の筋肉が衰えるように、顔の筋肉も年齢を重ねると衰えていきます。また、筋肉の中でも顔の筋肉は鍛えにくく、日頃から意識して使わなければすぐに衰えてしまう部位です。

特に咀嚼筋や舌の筋肉が衰えると、代謝が低下してむくみやすくなったり皮膚の重さを支え切れなくなったりして、フェイスラインの崩れを招きます。顔の筋力低下を抑えるためには、普段から噛む回数を増やす・顔の筋トレを行うなどといった対策が有効です。

1-2.姿勢が悪い

姿勢の悪さも、顎のたるみや二重あごを引き起こします。例えば、猫背です。猫背は肩が内側に入る巻き肩になり、同時に首と頭が前に出るため顔の肉がたるんで下がります。そのままの姿勢で顎を引き、垂れ下がった分の顔の肉が顎と首に挟まれて潰れると、二重あごになるため注意が必要です。

また、肩コリや姿勢のゆがみが原因で筋肉のバランスが悪くなることでも首や肩が前に出やすくなり、顔の肉がたるみます。さらに姿勢の悪さはリンパ液や血流の乱れ、老廃物の蓄積を招きます。頬や顎の周りに水分や老廃物が溜まることも、むくみやたるみを引き起こす原因です。そのため、普段から正しい姿勢を保つように気をつけるだけでも、顎のたるみや二重あごは軽減されるでしょう。

1-3.表情癖がある

日常的な表情に癖があることも、顎のたるみや二重あごを引き起こす原因です。表情癖があると一部の筋肉だけが鍛えられ、顔全体の筋肉バランスが悪くなります。筋肉バランスが悪くなると、皮膚の支えられ方や引っ張られ方のバランスも悪くなり、歪んだ皮膚の形がたるんだ印象を与えます。

例えば、片方の口角だけを上げる癖がある人、食事のときに片方だけで噛む癖がある人は、左右の筋肉バランスが悪くなりやすい傾向です。頬や顎周りの筋肉は口の動かし方や歯並びの影響が大きいため、日頃から表情癖や筋肉の偏りに気をつけることで、顎のたるみや二重あごの軽減が期待できます。

2.そもそも「たるみ」の原因とは?

顎にたるみができているときは、顎以外のパーツにもたるみが発生している可能性があります。特に、目の下や頬、口元などはたるみができやすい部位です。たるみができる原因として筋力の低下がある他、下記の3つが挙げられます。

●ハリ・弾力の低下
肌のハリや弾力は、真皮層のコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などが支えています。これらの成分が減少したり劣化したりして肌のハリや弾力が低下することが、たるみの起こる原因です。

●皮下脂肪の影響
コラーゲン繊維に包み込まれた皮下脂肪は、じん帯組織によって支えられています。皮下脂肪が増えたりじん帯組織が傷ついたりして脂肪の重みに負け、下垂することもたるみの起こる原因です。

●SMAS筋膜の劣化
皮下脂肪の奥にあり肌の土台となるSMAS筋膜が衰えると、皮膚や皮下脂肪を支え切れなくなりたるみが起こります。

2-1.外的要因と内的要因

たるみを引き起こす外的要因として、乾燥や紫外線の影響が挙げられます。皮膚が乾燥すると肌のバリア機能が低下したり、代謝のリズムが乱れたりしてハリが失われやすくなります。

紫外線のUVAは真皮層まで到達し、コラーゲンやエラスチンを破壊する力のある光です。日に焼けることも肌の乾燥を招くため、よりハリや弾力が低下しやすく、たるみを引き起こす可能性が高まります。

また、体内の活性酸素もたるみを引き起こす要因の1つです。活性酸素は細菌やウイルスに対抗する働きがある一方、細胞やコラーゲンにダメージを与えて老化を促進させる働きもあります。

2-2.生活習慣要因

生活習慣の乱れも、たるみを引き起こす要因です。生活習慣が乱れると肌が必要とする酸素や栄養素、休息が不足しがちになり、代謝のリズムが乱れることでたるみを引き起こします。

また、喫煙やストレス、過度の運動などは体内の活性酸素を増やします。たるみの発生を抑えるためには、日頃から適度な運動・バランスの取れた食事・十分な睡眠を心がけ、日常生活から整えることが重要です。

3.顎のたるみに試してみたいセルフケア

自分自身でできる顎のたるみには、下記のケアが効果的と言われています。
●表情筋・舌の筋肉トレーニング
●マッサージ
●むくみの改善
●姿勢の改善
●表情筋の改善
●ダイエット

中でも筋トレやマッサージは比較的気軽に取り組めるため、たるみが気になりだしたら1度試してみるとよいでしょう。ここでは、舌の筋トレ法と鎖骨から首周りにかけたマッサージのやり方を紹介します。

3-1.舌の筋トレ

顔の筋肉は意識しないと衰えやすく、中でも舌の筋肉は日本語の発音で使われる機会が少ないため、特に劣化しやすいと言われる部位です。舌骨筋群を鍛えることで、顎下をすっきりさせる効果が期待できます。

(1)曲げた人差し指を顎下に当てる人差し指を軽く曲げ、第1関節と第2関節の間の平らになった部分を、顎下に当てましょう。顎先から2cmほど内側の位置に、ちょうど指が入り込むくぼみがあります。
(2)「ラ行」の形に口を動かす英語の「R」を発音するときのように、巻き舌にして「ラ行」の形で大きく口を動かしましょう。
(3)5回繰り返す「ら・り・る・れ・ろ」の口の動きを5回繰り返します。

顎下の指は力を込めて、少し強めに圧をかけましょう。舌をしっかりと根元から動かせていれば、声は出さなくても問題ありません。

3-2.鎖骨から首周りにかけたマッサージ

水分や老廃物の流れが滞ってむくんでいる場合は、鎖骨から首周りにかけたセルフマッサージも有効です。

(1)鎖骨→肩拳をつくって指の関節で鎖骨の上下を挟み、鎖骨から肩に向かってさすります。
(2)耳のつけ根指の第2関節を耳のつけ根に当て、上から下へ左右30秒ずつマッサージしましょう。痛気持ちいい程度の力が目安です。
(3)耳の後ろ→鎖骨手のひらのつけ根を耳の後ろに当て、鎖骨に向かってさすります。
(4)顎先→耳裏親指と曲げた人差し指で顎の骨を挟み、そのまま骨に沿って耳裏のくぼみまでさすります。
(5)顎先→耳のつけ根→耳裏指の第1関節と第2関節の間を顎先に当て、耳のつけ根下部を通って耳裏のくぼみまでさすりましょう。
(6)顎先→耳のつけ根指の第1関節と第2関節の間を顎先に当て、耳のつけ根上部へ向かって頬の筋肉をほぐすようにマッサージします。
(7)仕上げ手のひら全体で顔を包み込み、顎→耳→首→鎖骨の順に5回マッサージしましょう。

時間・回数の指定がないマッサージは、左右1分ずつを目安に行ってください。マッサージクリームやオイルなどを使用して滑りをよくし、皮膚への刺激を抑えることがポイントです。

まとめ

顎のたるみや二重あごの原因が筋力の低下や姿勢の悪さ、表情癖の場合は、筋トレをしたり姿勢や表情の癖をなくしたりすることで改善が期待できるでしょう。また、皮下脂肪の増加が原因の場合、減量によってたるみを緩和することが可能です。

しかし、ハリ・弾力の低下やSMAS筋膜の劣化が原因だったり脂肪が落とし切れなかったりする場合、あまり効果が見られないこともあります。

この記事を監修したドクター
CLINICA BellaForma

院長 佐藤 英明 先生

シワがない人の3つの特徴|シワ予防・改善のために心がけたい習慣も!

老けた印象を与える顔のシワをなくしたい・防ぎたいと考える方は多いでしょう。一方で、同じ年代でも、シワがあまりなく、若々しい印象を保っている方を見かけた際に、どのような習慣や共通点があるか気になるのではないでしょうか。

この記事では、シワができにくい人の3つの特徴から、シワができやすい人の5つの特徴、シワ防止・改善のためのアプローチ4選までを紹介します。シワを防ぎ、いきいきとした素肌を目指したい方は、ぜひ参考にしてください。

目次

1.シワができにくい人の3つの特徴

シワのできやすさには生活習慣や肌質が大きく関係しています。シワができやすい人とできにくい人の違いはどこにあるのでしょう。シワが少なく見た目年齢が若く見える人には、以下の3つの特徴があります。

・肌にハリがある
・健康的な体型をしている
・姿勢がよい

ここからは、シワが少ない人の特徴とシワが少ない理由について詳しく説明します。

1-1.肌にハリがある

シワが少ない人の肌にはハリがあります。ハリのある肌とは、赤ちゃんの肌のような、みずみずしく滑らかな肌のことを指します。乾燥肌になりバリア機能が弱まると、毛穴の開きや赤みなどの肌トラブルを起こす原因になり、肌ツヤが失われます。肌のツヤやハリを保つためには、乾燥対策をしっかり行いバリア機能低下を防ぐことが大切です。乾燥やシミの原因になる紫外線ケアも心がけましょう。

1-2.身体が引き締まっている

痩せすぎず、太りすぎず、健康的な体型をしていることもシワが少ない人の特徴です。顔がふっくらしているとシワは目立ちにくいですが、加齢によってたるんでくることもあります。一方、痩せすぎていると、不健康で老けている印象を与えやすくなります。

また、体重の大幅な増減を経験すると皮膚が伸びて元に戻らず、シワやほうれい線の原因になることもあります。適度な運動と正しい食習慣を心がけ、自分の体に合った体重をキープすることが大切です。

1-3.姿勢がよい

シワが少なく若々しい印象の人は、姿勢がよいことが多い傾向があります。姿勢が悪いと、見た目の印象が老けて見えるだけでなく、顔まわりの血行が悪くなりシワの原因になります。特に、スマホやパソコンを長時間しているとなりやすい「巻き肩」の姿勢は注意が必要です。首が前に出る巻き肩の状態では、耳下から首に向かう胸鎖乳突筋が緊張して硬くなり、血流やリンパ液の流れが悪くなります。

また、スマホを見ていると伏し目がちになることが多いので、目を開けるときに使う眼瞼挙筋が弱くなります。その結果、額をあげてまぶたを開けるようになり、額にシワができやすくなります。

2.シワができやすい人の5つの特徴

シワができにくい人がいる一方で、シワができやすい人もいます。シワができやすくなるNG習慣は主に以下の5つです。

・肌が乾燥している
・喫煙している
・暴飲暴食をすることがある
・不規則な生活をしている
・表情に癖がある

肌質や体質による個人差もありますが、適切なスキンケアやエクササイズ、生活習慣の見直しによって改善できる可能性があります。ここからは、シワができやすくなる原因について説明します。

2-1.肌が乾燥している

皮膚の一番上にある角質層には、肌に水分を蓄える保湿機能と肌を保護するバリア機能が備わっています。乾燥により、角質層の保湿機能が低下すると肌の水分が蒸発し水分不足になります。乾いた土がひび割れるのと同じように、肌も水分不足になるとハリが失われシワができてしまいます。乾燥が進行しシワが角質層よりも奥の真皮層に到達してしまうと、シワが肌に深く刻まれるため対処が難しくなります。

2-2.喫煙習慣がある

喫煙は健康だけでなく美容にも悪影響があることは医学的に証明されています。タバコが美容に与える影響には以下のようなものがあります。

・血管が収縮し血行の悪い顔になる
・老化の原因になる活性酸素が発生する
・コラーゲンやエラスチンの生産量が減る
・ビタミンCが不足し、シミやシワが増加する
・タールの影響で肌が黒ずむ、歯が黄ばむ

喫煙者の肌トラブルには、シワやシミ、くすみの他にニキビが治りにくいなども挙げられています。

2-3.暴飲暴食をすることがある

暴飲暴食は胃腸へ負担がかかるうえに、肌トラブルの原因になります。脂肪や糖質を多く摂りすぎると皮脂の分泌が活発になり、ニキビや肌荒れなどの肌トラブルを引き起こします。また、アルコールを分解するためには水分が必要であるため、お酒の飲みすぎは乾燥の原因にもなると言われています。

2-4.不規則な生活を送っている

不規則な生活で睡眠不足やストレスが多くなると、肌状態に悪影響を及ぼします。睡眠不足は目の下のクマなど見た目の変化だけではなく、新陳代謝(ターンオーバー)を妨げます。ストレスも同様に、肌の新陳代謝を乱す要因です。新陳代謝が乱れると、肌のバリア機能が低下し、肌荒れやシワができやすくなります。

2-5.表情に癖がある

無意識にしてしまう表情の癖も、シワができやすくなる要因になるので注意が必要です。表情ジワができやすい部位は以下の通りです。

・目を見開くとできる、額の横ジワ
・笑ったときにできる、目尻の笑いジワ
・目を細めるとできる、眉間の縦ジワ
・笑うと顎にできる、梅干しのようなシワ

また、スマホを見る時間が長くうつむき姿勢が多い、同じ方向ばかり向いて寝ている場合も重力によって頬がたるみ、ほうれい線が目立つ傾向にあります。

3.シワを防ぐ・改善にアプローチするための4つの習慣

シワを防ぎ改善するためには、シワの少ない人の習慣を見習い取り入れることが大切です。肌質やライフスタイルには個人差があり、取り入れるのが難しい場合もあるものの、日々の習慣を見直すことで健康的でシワのできにくい体質に近づくことができます。シワ改善にアプローチするために見直すべき習慣は以下の4つです。

・保湿ケア
・紫外線対策
・規則正しい生活/食事
・エクササイズ

ここからは、シワ改善に効果的な習慣について詳しく説明します。

3-1.保湿ケア

乾燥によってできる乾燥ジワは、皮膚の表面に細かいちりめん状となって出てきますが、しっかり保湿することで、改善が期待できます。乾燥予防には、セラミドやヒアルロン酸など保湿効果が高いと言われている成分を含む化粧水などの使用がおすすめです。また、年齢を感じさせやすい目もとや口もとは、専用のスキンケア用品を使用した手入れが大切です。

3-2.紫外線対策

紫外線のUVA波は、肌の奥の真皮層にまで到達し、ハリや潤いを保っているコラーゲンやエラスチンなどの組織を破壊します。真皮層に届いた紫外線ダメージは、シワを深く刻むため、自力での改善が難しくなります。

季節を問わず日焼け止めを塗り、肌のバリア機能を保つために保湿ケアも怠らないようにしましょう。また、効果が高い日焼け止めは肌への負担も大きいため、状況に合わせて使い分けることも大切です。

3-3.規則正しい生活

栄養バランスのよい食事は、シワの予防対策には欠かせません。以下の成分を多く含む食材を積極的に摂りましょう。

・牛すじなどコラーゲンを多く含む食品
・ひじきやレバーなど鉄分を含む食品
・ビタミンCが豊富な果物や野菜
・魚に含まれるオメガ3脂肪酸
・大豆製品に多いイソフラボン

便秘は肌荒れの原因になるため、発酵食品を食べて腸内環境を整えることが大切です。また、肌の再生は寝ている間に行われるため、質のよい睡眠を心がけましょう。

3-4.エクササイズ

表情筋の衰えは、たるみやほうれい線の原因になります。顔のエクササイズは手軽にできるものが多いため、日々の習慣に取り入れることがおすすめです。

例えば、口を大きく開けて、「あ・い・う・え・お」と発声する、固いものやガムをよく噛むだけでも表情筋を鍛えられます。また、表情筋は首や背中の筋肉ともつながっているため、僧帽筋のマッサージやストレッチもたるみやほうれい線予防に効果的です。

まとめ

シワが目立たない人は肌にハリがあり、健康的な体型で良い姿勢であることが多い傾向です。一方で、しわができやすい人の多くには、肌の乾燥・喫煙・不規則な生活・表情の癖などの特徴や習慣が見られます。シワの防止や改善を目指したい方は、保湿ケア・紫外線対策・規則正しい生活に加え、表情筋を鍛えるエクササイズなども行いましょう。

この記事を監修したドクター
STスキンクリニック青山

院長 田澤しおり 先生

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