ほくろ・いぼ

2025.01.14

【医師監修】体に小さなポツポツが…。いぼを取るおすすめの方法を解説

体に小さな茶色いポツポツが増えて気になっていませんか? 年齢を重ねるにつれて体にポツポツが増えてきたのなら、可能性として考えられるのは「いぼ」かもしれません。いぼは、加齢や摩擦などの影響で増えるものもあれば、ウイルスの感染によってできるタイプもあり、全身どこにでも生じる可能性があります。一言で「いぼ」と総称されることがありますが、いぼには様々な原因と疾患があります。
本記事では、いぼが増える原因やさまざまな種類、そして除去方法までをわかりやすく解説します。いぼについて知識を深め、正しい対策を行うことで、見た目も気分もすっきりさせましょう。

目次

いぼができる原因とは?

いぼとは、皮膚にできる小さなできものの総称で、見た目だけでなく、触るとザラザラとした感触を持つことが特徴です。いぼができる原因はさまざまで、加齢、摩擦、紫外線などがあげられます。また、ウイルス感染が原因となるタイプもあります。

加齢

加齢にともない、皮膚の角質が過剰に増えてしまうことがあり、それがいぼの発生に繋がります。こうした良性のいぼは、年齢とともに数や大きさが増える傾向があります。

摩擦

皮膚が柔らかく、衣服やアクセサリーでこすれやすい部位は、刺激が続くことで角質が増えすぎていぼができやすくなります。首回りや脇の下、足の付け根など、摩擦を受けやすい部位に多く発生します。

紫外線(光老化)

長年にわたる紫外線(光老化)の影響で、肌は老化し、さまざまな良性腫瘍ができやすくなります。紫外線を浴びたからといって即座にいぼができるわけではありませんが、蓄積されたダメージがいぼの増加を招くことがあります。

いぼの種類について

いぼは大きく分けて、加齢や摩擦などによるいぼと、ウイルス感染によるいぼ(尋常性疣贅)に分類できます。以下を参考にしていぼの特徴を知りましょう。

軟性線維腫・アクロコルドン・スキンタッグ

軟性線維腫は、首や脇の下などの柔らかい部位に多く現れる代表的ないぼです。多くの場合、感染性はなく、ゆっくりと数が増えたり大きくなったりすることがあります。
軟性線維腫はサイズが大きいものを言いますが、小さめであまり盛り上がりのないいいぼは「アクロコルドン」、小さく皮膚から飛び出したようないぼは、「スキンタッグ」と言います。

老人性いぼ(脂漏性角化症)

老人性いぼは、名前の通り加齢によって生じる良性の角化性腫瘍です。側頭部や顔の頬骨のあたりに多く見られますが、脇や背中などにもできる場合があります。茶色や黒っぽい色合いを帯び、少し盛り上がった形状をしています。

ウイルス性のいぼ(尋常性疣贅)

ヒトパピローマウイルス(HPV)が皮膚の傷口から侵入して増殖することで発生します。基本的には手足にできやすいものですが、全身のどこにでも生じる可能性があります。感染性があり、放置すると広がったり増えたりすることがありますが、免疫力が高まると自然に消える場合もあります。

いぼを取る施術とは?

ウイルス性のいぼは保険適応で液体窒素、自費診療でモノクロロ酢酸塗布などの治療法が用いられる場合があります。その他のいぼは、小さいうちは皮膚科や美容皮膚科の施術で取り除くことができます。しかし、大きく成長してしまった場合は、メスによる切除が必要になる場合もあるため、早めに皮膚科や美容皮膚科を受診して、医師に相談することをおすすめします。

CO₂レーザー

  • 患部にCO₂(炭酸ガス)レーザーを照射

  • ほくろなどの組織を蒸散させながら削り取る

  • 新陳代謝によって肌再生し傷跡が目立たなくなる

CO₂レーザーは、レーザーで皮膚の切開や切除を行う施術です。
肌内部の水分と反応し、熱で蒸散する瞬間に組織を削るしくみを利用して、
いぼはもちろん、ほくろや厚みのあるしみも取り除くことができます。
照射直後は少しくぼんだ状態で赤みがありますが、創傷治癒反応が進むと傷跡は次第に目立たなくなるでしょう。

短時間で高エネルギーに達し、いぼの組織へピンポイントに照射できるため、周囲の皮膚組織への損傷を最小限に抑えられます。また、レーザーを照射した周辺の血管は、熱凝固作用で瞬時に固まるため、メスで切除するよりも出血が少なく済みます。
目安として、小さないぼなら1度の施術で取れますが、サイズが大きいと何回かに分けて通院する必要があります。まずは、自分のいぼの状態を医師にチェックしてもらいましょう。

まとめ

いぼは小さくても目立ちやすく、人目に触れる部位にあると、おしゃれを楽しみにくくなりがちです。しかし、近年は医療技術が進歩し、皮膚科や美容皮膚科で比較的簡単に除去できます。
そして、できる前の予防も大切です。いぼは、摩擦や紫外線などの刺激が長期的に加わることでできやすくなるため、普段から紫外線対策や摩擦を避ける工夫が大切です。こうしたケアを心がければ、新たないぼの発生を防ぎ、快適な肌を保つことができますよ。

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