目尻のシワは老けて見える?原因や目立たなくする方法を紹介!

目尻のシワは愛嬌のある笑いジワとして捉えられることがある一方で、年齢が出やすく実際よりも老けて見える原因となることがあります。そのため、目尻のシワが気になり、改善できないか悩む方は多いのではないでしょうか。

この記事では、目尻のシワの印象を踏まえ、目尻にシワができる5つの代表的な原因から、目尻のシワを目立たなくする方法までを詳しく解説します。目尻のシワを目立たなくしたい、防ぎたいと考えている方は、ぜひご一読ください。

目次

1.目尻のシワの印象

目尻のシワは、笑った時にできる愛らしく魅力的なシワと捉えられる場合もありますが、「老け顔」「疲れ顔」といったネガティブな印象を与えることがあります。

「目尻のシワで年齢が分かる」「マスクをしていても目元で年齢が判断できる」と言われるように、目元は顔の中でも年齢が出やすい部分です。目尻の深いシワのせいで実際よりも老けて見られてしまうこともあるなど、目元の状態で見た目年齢は大きく左右されます。

隠そうと化粧をしても、シワの溝にファンデーションがたまるなど余計に目立ってしまうことに悩まされている方も多いでしょう。

2.目尻のシワの原因

目尻のシワを目立たなくさせるためには、「シワができた原因」を正しく把握することが大切です。理由に合わせた正しい対策をとれば、現在のシワの状態を和らげるだけでなく、新たなシワを防ぐことにもつながるでしょう。

目尻にシワを作る原因となる5つの項目について、自分がどれに当てはまるのかを考えながら確認してください。

2-1.目の疲れ

スマートフォンやパソコンの影響で目に疲労が蓄積し、目元が常に緊張状態にあるという人が増えています。目の疲れのサインは次の通りです。

・目が乾き、瞬きの回数が増える
・瞼をギュッと強くつぶり目頭を押さえる
・目をゴシゴシとこする
・ピントを合わせるために目に力を入れる
・眉間に力がはいる

目や目の奥の筋肉を酷使すると、疲れを少しでも緩和しようと無意識にこのような行動をとりがちです。日々繰り返されることで、少しずつ目尻にシワが作られてしまいます。また、過度な疲労は血行不良を引き起こし、肌への栄養や水分の供給が十分でなくなることでより深いシワができやすくなります。

2-2.肌の乾燥

皮膚の表面には、水分を蓄え蒸発を防ぐ「角質層(かくしつそう)」と呼ばれる層があります。目のまわりの皮膚は、顔の他の部分と比べてこの角質層の厚みが3分の1程度しかなく、非常に乾燥しやすい部位です。

肌は乾燥することで細胞が縮んでしまい、キメが乱れてシワやたるみができやすくなります。

2-3.表情のクセ

目の動かし方や笑い方など人それぞれクセがあり、自分では気づかない下記のような表情のクセが原因で目尻にシワができているケースもあります。

・瞬きが多い ・笑うと目がくしゃっと細くなる
・緊張すると目をぱちぱちとさせる
・目の動きが活発で眼球を大きく動かす
・遠くを見る時に目を細める

2-4.紫外線によるダメージ

紫外線は目元の外と内の両方にダメージを与え、シワやシミができやすい環境を作ります。

皮膚への影響・真皮の組織を破壊・変性させ、肌のバランスが乱れる
・熱ダメージにより乾燥を誘発
内側への影響・角膜にダメージを与え、目の周りの神経や筋肉に炎症を起こす

目元の皮膚に直接負荷をかけるだけでなく、眼球や内側の組織にダメージを与えることで眼精疲労を引き起こすリスクもあります。

2-5.摩擦などのダメージ

目元は皮膚が薄く非常にデリケートな部分です。そのため、メイク時の摩擦やクレンジング時の擦れなど、日々の生活の中でかかる負荷は、肌表面のバリア機能を低下させてしまいます。ダメージを受けた肌は、乾燥しやすくターンオーバーも乱れるためシワが深く刻まれやすい状態となります。

眠い時に瞼をゴシゴシと擦る・うつ伏せで寝る癖・目元を念入りにメイクアップすることなども、摩擦ダメージを与える原因となるため注意が必要です。

3.目尻のシワを目立たなくする方法

一度できてしまったシワを完璧に元の状態に戻すのは難しいことが多いものの、正しくケアをすることで今よりも状態を和らげ若々しい印象を取り戻せる可能性があります。

今あるシワを目立たなくし新しいシワを予防するためにも、次のような方法を実践し健やかな肌を目指しましょう。

3-1.目元のスキンケアを念入りに行う

顔の他の部分と同じようにケアしていても、構造の違いにより目元の皮膚はより水分を失いやすい傾向です。そのため、目元の乾燥肌対策は他の部分よりも念入りに行うよう心がけましょう。

まずは洗い残しのないよう、しっかりと優しくメイクを落とします。肌に必要な油分まで奪わないようジェルやクリームタイプのクレンジング剤を使い、40℃以下のぬるま湯で洗ってください。洗顔後は化粧水や乳液での基本ケアに加え、目元用シートマスクや美容液・アイクリームなど、プラスの保湿ケアが効果的です。

3-2.紫外線対策を行う

シワを作る原因となる紫外線のUVA波は、1年を通して降り注いでいます。紫外線対策として日焼け止めクリームを使う際には、目元のキワまでしっかりと塗ることを意識しましょう。

日焼け止め効果のある化粧品を使う際には、「PA(Protection Grade of UVA)」値に注目してください。+が多いほどUV対策力が高まりますが、肌への負担も大きくなるためTPOに合わせて使い分けてください。

3-3.目元の血流改善を促す

疲労や冷えなどからくる血行不良を解消させるためには、目元専用のホットマスクやアイマッサージャーの使用がおすすめです。温めることにより、眼球内の毛様体筋をはじめ目元の筋肉の緊張がほぐれ、血流の改善が見込めます。またマッサージは、血管やリンパ管に刺激を与え、本来の流れを取り戻す効果も期待できるでしょう。

蒸しタオルやセルフマッサージでも血流改善が見込めますが、目元は大変デリケートなエリアのため摩擦や火傷等のトラブルには十分注意して行ってください。

3-4.エクササイズをする

目元には、眼輪筋や表情筋などいくつもの筋肉が存在します。これらを適度に動かすことは、血流の改善・筋力の維持・疲労回復などさまざまな効果が期待できます。

・目を大きく見開き、∞マークを描くように眼球をゆっくりと動かす
・口を「お」の形に開き、目線を上に向け目の下を伸ばすことを意識して5秒キープ
・自分の手を10秒見つめ、次に3m以上離れたものを10秒見つめる

これらのエクササイズは、それぞれ1日5回を目安に行いましょう。朝晩のスキンケアに取り入れるなどして、継続的に行うことが大切です。

まとめ

目尻のシワは、目の疲れ・肌の乾燥・表情のクセ・紫外線や摩擦によるダメージなどが原因でできたり悪化したりします。日頃からスキンケアやUV対策をしっかり行いましょう。また、目元を温めて血流改善を促したり、エクササイズをしたりするのもおすすめです。

この記事を監修したドクター
CLINICA BellaForma

院長 佐藤 英明 先生

【ツボ紹介】目の下のたるみ・目の周りの悩みにはこの9つをチェック

目の下にたるみがあると、何となく疲れた印象や老けた印象を与えます。また、たるみ具合によっては人相が悪く見えてしまうケースもあるため、悩む人が少なくありません。目の下のたるみ対策に有効とされる美容法はいくつかありますが、東洋医学として知られる「ツボ押し」もまたその1つです。

この記事では、目の下がたるむ主な原因とツボ押しの概要、目の下のたるみや目の周りのお悩みに有効とされる9つのツボを紹介します。まずはお金をかけずに目の下のたるみケアを行いたいと考える人は、ぜひ参考にしてください。

目次

1.目の下のたるみの主な原因は?

目の下がたるむ原因はいくつかあり、中でも下記の2つが代表的です。


●筋力の低下
目の周りを覆いキュッと肌を引き締めている「眼輪筋」の筋肉が衰えると、眼球を支えている眼窩脂肪を抑えきれなくなります。眼球を支える力が低下して脂肪が前面に押し出されると、眼窩脂肪が目の下のたるみやふくらみとして現れます。筋力の低下が原因で生じたたるみには、眼輪筋のトレーニングが有効です。
●肌のハリ・弾力低下
コラーゲンやエラスチンなどの減少・劣化による肌のハリや弾力の低下も、目の下がたるむ大きな原因となります。ハリや弾力の低下で生じたたるみには、コラーゲンやエラスチンなどの生成を促すようなケアが有効です。

上記2つの原因は、加齢による老化の影響が大きいと言われています。また、

紫外線の浴びすぎ・皮膚の擦りすぎ・スキンケア不足・睡眠不足といった日々の積み重ねも、よりたるみを加速させるため注意が必要です。

1-1.目の下のたるみにツボ押しは効果的?そもそもツボとは?

目の下のたるみに対して、ツボ押しは手軽にできるセルフケアと言えるでしょう。

ツボとは、全身を巡る経絡を通して身体の不調を知り原因となる部分へアプローチする、東洋医学における治療方法です。ツボごとに対応する部位が異なり、鍼やお灸、指圧などで刺激を与えることで機能の活性化や回復を図ります。正しい位置を的確に刺激すれば弱い力でも十分なため、年齢や性別に関わらず手軽に取り組めることが特徴です。

WHO(世界保健機関)によってもその存在と有効性は認められており、361のツボが正式に定められています。

2.目の下のたるみや目の周りのお悩みに試してみたいツボ9つ

ツボ押し自体は簡単であるものの、目の周りに実践する場合にはいくつかの注意点があります。

●力を入れすぎない
●自分のツボの位置を探す
●体調が優れないとき・飲酒時・妊娠中は避ける

目の周りの皮膚は薄くデリケートなため、爪を立てたり力を入れすぎたりしないことが大切です。また、ツボの位置は人によって微妙に異なります。ここで紹介するツボの位置はあくまでも平均的な目安のため、自分のツボがどこにあるかは自身で探り当てなければなりません。

目安となる位置を中心に付近を同じ強さで軽くプッシュし、もっとも大きな刺激を感じる部分を探しましょう。体調が万全のときに、「痛気持ちいい」を超えない程度の力で左右バランスよく刺激することがポイントです。

目が疲れていると痛みを感じやすくなります。力を入れすぎてもよい効果は得られないため、軽く刺激する程度に収めましょう。なお、複数のやり方を紹介している場合でも、1日に行うツボ押しは1か所につき1種類程度にしてください。
ここでは、目の下のたるみや目の周りのお悩みに試してみたい9種類のツボを紹介します。

2-1.魚腰(ぎょよう)

魚腰は、眉毛の真ん中あたりにあるツボです。眉中(びちゅう)と呼ばれることもあります。場所がよく分からない場合は、鏡を正面から見て瞳孔の真上に来る部分を探ってください。骨の縁ではなく、眉の上にあるツボです。

【期待できる効果】
●目の下のたるみ
●目の周りのむくみ
●目の充血
【刺激の仕方】
●中指の腹で5秒押して離す×3回
●親指の腹で下から押し上げるように20回程度揉む
●小さく円を描くようにして周りの筋肉を揉む
※1度につきいずれか1つ

2-2.攅竹(さんちく)

攅竹は、眉頭の少し下にあるツボです。眉頭と目頭の間で窪んでいる部分を中心に探しましょう。たるみやむくみの改善効果が期待できることに加え、疲れ目を緩和する効果も期待できます。

【期待できる効果】
●目の下のたるみ・クマ
●目の周りのむくみ・くすみ
●まぶたの腫れ
【刺激の仕方】
●親指の腹で押し上げるように刺激する
●小さな円を描くようにマッサージする
●中指を立てて軽く押す
※1度につきいずれか1つ

2-3.清明(せいめい)

清明は、と目頭の間にあるツボです。晴明・睛明とも表記されます。目が疲れたと感じたときに自然とつまんでしまう部分にあります。鼻のつけ根と目頭の間で窪んでいる辺りを中心に探しましょう。

【期待できる効果】
●目の下のたるみ
●目の周りのむくみ
●目の充血
【刺激の仕方】
●小指の腹で左右から鼻筋向かって5秒押す×3回
●親指の腹でゆっくりと円を描くように10~15回マッサージする
※1度につきいずれか1つ

2-4.四白(しはく)

四白は、瞳孔の真下にあるツボです。下まつげの生え際から1.5~2cm程度下の少し窪んだ部分の周辺を探してみてください。目の周りに加えて、顔全体の血流へのアプローチが期待できます。

【期待できる効果】
●目の下のたるみ・クマ
●目の周りのむくみ・くすみ・色素沈着
●目の充血
【刺激の仕方】
●人差し指の腹で5秒押す×3回
●人差し指の腹で小さな円を描くように10~15回マッサージする
※1度につきいずれか1つ

2-5.承泣(しょうきゅう)

承泣は、瞳孔の真下にあるツボです。涙袋のすぐ下にある骨の際周辺を探してください。ただし、刺激を与えすぎると、たるみを悪化させる可能性があります。皮膚が薄く非常にデリケートな部分のため、あまり力を入れすぎないようにしましょう。

【期待できる効果】
●目の下のたるみ・クマ
●目の周りのむくみ
【刺激の仕方】
●小指の腹で5秒押す×3回
●人差し指の腹で小さな円を描くようにマッサージする
●手のひらで頬全体を包むようにしながら、中指と薬指で下に向かって軽く押す
※1度につきいずれか1つ

2-6.太陽(たいよう)

太陽は、目尻とこめかみの間にあるツボです。目尻と眉尻を線でつなぎ、中央部分から2cm程度外側のくぼみ周辺を探してください。

【期待できる効果】
●目の下のたるみ
●目の周りのむくみ
【刺激の仕方】
●中指の腹で5秒押す×3回
●親指の腹で外側に向かって押す
●中指の腹で小さな円を描くように10~15回マッサージする
※1度につきいずれか1つ

2-7.球後(きゅうご)

球後は、瞳孔の真下と目尻の間にあるツボです。涙袋のすぐ下にある骨の際、承泣と目尻の中間地点に位置します。眼球が近く刺激に弱いデリケートな部分のため、優しくそっと扱うことが大切です。

【期待できる効果】
●目の下のたるみ・クマ
●目元のシワ
●まぶたのむくみ・痙攣
【刺激の仕方】
●小指の腹で5秒押す×3回
●人差し指の腹で承泣から球後に向けてそっとなぞる
※1度につきいずれか1つ

2-8.瞳子りょう(どうしりょう)

瞳子りょうは、目尻から1cm程度外側にあるツボです。攅竹よりも少し下、内側にあるくぼみ周辺を探してください。

【期待できる効果】
●目の下のたるみ・クマ
●目の周りのむくみ
●目元のシワ
【刺激の仕方】
●中指の腹で5秒押す×3回
●人差し指の腹で軽く押す
●中指の腹で小さな円を描くように10~15回マッサージする
※1度につきいずれか1つ

2-9.絲竹空(しちくくう)

絲竹空は、眉尻にあるツボです。眉尻より少し外側にあるくぼみ周辺を探してください。目の下のたるみや目の充血へのアプローチに加え、頭痛改善の効果が期待できます。

【期待できる効果】
●目の下のたるみ
●まぶたの痙攣
●目尻のシワ
●顔全体のむくみ
【刺激の仕方】
●親指の腹で斜め上に向かって押し上げる
●中指の先で小さな円を描くようにマッサージする
※1度につきいずれか1つ

まとめ

目の下がたるむ主な原因は、目の周りの筋力や肌のハリ・弾力が低下することです。眼輪筋のトレーニングやコラーゲンなどの成分生成を促すケアも効果的ですが、目の周りのツボを刺激することでもたるみ部分を目立たなくする効果が期待できます。

この記事を監修したドクター
STスキンクリニック青山

院長 田澤しおり 先生

顔の乾燥の原因は?よく起こるトラブルや乾燥防止のポイントも

顔の乾燥の原因は、室内の空気の乾燥・スキンケアの問題・紫外線・ターンオーバーの乱れ・加齢などさまざまです。顔の乾燥は、肌トラブルを誘発することもあり、美容にもよくないため、防ぎたいという方が多いでしょう。

この記事では、顔が乾燥する5つの代表的な原因に加え、顔が乾燥することによる肌トラブル・顔の乾燥を防ぐための4つのポイントまでを詳しく解説します。顔の乾燥によるトラブルを防ぎたい方・改善したい方はぜひ参考にしてください。

目次

1.顔の乾燥の原因は?

顔は身体の中でも特に皮膚が薄い部分であり、外部からの刺激や身体の内側のトラブルなどさまざまな原因により乾燥状態に陥りやすいという特徴があります。単純な乾燥であれば、正しいケアをすることで症状を緩和させる事が可能です。

一方、アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患が原因で肌の乾燥が起こっている場合のセルフケアは、状態を悪化させるリスクがあります。
一般的に「乾燥の原因」といわれる5つの項目を紹介します。

1-1.空気の乾燥?

顔は衣類などで覆われていない分、空気の影響をダイレクトに受けます。乾燥した空気に触れた肌は、内部の水分がどんどんと蒸発して潤いが失われます。
冬の外気だけでなく、冷房や暖房などをきかせた湿度の低い部屋に長時間いることも肌の乾燥につながるため注意が必要です。

1-2.スキンケアの不足・誤り

日々の肌ケアも、方法を間違えると乾燥を誘引する原因となる場合があります。

誤ったスキンケア方法乾燥の理由
熱いお湯を使った洗顔肌に必要な皮脂や保湿成分まで洗い流してしまう。
洗浄力の強いクレンジング剤肌に必要な皮脂や保湿成分まで洗い流してしまう。
力を入れたクレンジング摩擦により肌が傷つき、表面のバリア機能が低下する。これにより乾燥・ターンオーバーの乱れが発生。
洗顔後、タオルでこする摩擦により肌が傷つき、表面のバリア機能が低下する。これにより乾燥・ターンオーバーの乱れが発生。

また、単純に化粧水や乳液の使用料が少ないこと・きちんと塗り広げられていないことなどが原因で乾燥を招くケースも少なくありません。

1-3.紫外線によるダメージ

紫外線の中でも肌の内側にまで影響を及ぼすUVA波は、真皮部分のたんぱく質を変性・減少を引き起こします。コラーゲンやエラスチンといった肌のバランスを保つたんぱく質が失われることで、肌のキメが乱れ乾燥やシワなどのトラブルが誘発されます。

UVA波が、地上まで強く降り注ぐのは夏場だけではありません。1年を通して降り注いでいることに加えて雲やガラス窓も通過する性質を持っているため、気づかないうちにダメージが蓄積しているというケースも少なくありません。

1-4.ターンオーバーの乱れ

ターンオーバーとは「肌細胞が生まれ変わる現象」のことで、一般的には約30日の周期で新しい細胞へと置き換わります。ターンオーバーが正常に行われないと、肌全体のバランスや表面のバリア機能が乱れ、乾燥やシミ・シワが起こりやすい肌となります。

この周期は非常にデリケートで、ストレスや睡眠不足などさまざまな影響から簡単に乱れてしまうため注意が必要です。

1-5.加齢

年齢を重ねるにつれて起こる身体機能の変化は、顔のうるおいにも影響を与えます。

変化肌への影響
皮脂分泌量の低下天然の保湿因子である皮脂が減少し、乾燥しやすくなる
女性ホルモン量の低下肌の弾力や水分維持をになうエストロゲンの分泌量が減少
基礎代謝の低下ターンオーバーが遅くなる
線維芽細胞の機能低下コラーゲンの生成量が減少する

これらの変化は、乾燥だけでなくシミ・シワ・くすみなどさまざまな肌トラブルにもつながるリスクがあります。

2.顔の乾燥によるトラブル

実際に顔が乾燥することで、下記のようなトラブルが起きる可能性があります。

粉ふき肌・皮がむける
肌表面の角質細胞が、乾燥することでめくれ上がってしまうことで発生します。カサつきが酷くなり、白く粉をふいたような見た目が特徴です。
かゆみ・ヒリヒリとした痛み
乾燥状態が進行し炎症が生じかけると、かゆみやヒリヒリとした痛みが出る場合があります。肌に赤みが現れる他、掻くことで出血を伴うケースもあるでしょう。
炎症(湿疹、ニキビ・アレルギー反応など)
乾燥した部分に、空気中の雑菌や花粉・髪の毛などの刺激が加わることで炎症が起きる恐れがあります。

3.顔の乾燥を防ぐためのポイント

冒頭でも解説したように、顔は全身の中でも特に皮膚の薄い部分です。小さなきっかけから肌トラブルを起こしやすいデリケートさがあるため、常に正しいケアをするよう心がけてください。
顔の乾燥を防ぐために、今日から実践できる「4つのポイント」を紹介します。

3-1.スキンケアを見直す

普段使用しているスキンケアアイテムは、直接肌に塗るものであるからこそ、できるだけ無添加の商品を選びましょう。多くの化粧品には、香料や石油系界面活性剤などさまざま添加物が配合されています。化粧品には気をつけているという方でも、乾燥が強い場合、洗髪の際のシャンプーにも気をつけてください。シャンプーには、石油系界面活性剤が多く配合されていますので、髪を洗い流す際に、顔に流れないように気をつけてください。

通常時は特にトラブルの原因にならないケースが多いものの、乾燥してバリア機能が低下した肌には刺激が強く、ダメージにつながることがあるため注意が必要です。また、洗顔やスキンケアの際は、強くこすらず優しく肌に触れましょう。

さらに、紫外線による刺激も肌の乾燥を誘発させるリスクがあります。1年を通して日焼け止めクリームや帽子といった基本的な紫外線ケアも欠かさずに行いましょう。

3-2.保湿を徹底する

保湿の基本は「洗顔後」と「就寝前」ですが、季節や環境に応じて「日中」もケアするとより効果的です。

タイミングポイント
洗顔後・洗顔料によって皮脂や保湿成分が洗い流されるため、朝の洗顔後&夜の入浴後は忘れずに保湿ケア
・化粧水→乳液の順でしっかりと肌をカバー
就寝前・オイルやクリームなどを気になる部分に
・枕元に加湿器を置くのもオススメ
日中・保湿成分が配合されたファンデーションやミネラルパウダー
・ミストを拭きかけての保湿も効果的

加齢や乾燥サインが気になる場合には、フェイスマスクや有効成分の配合された美容液といったケアアイテムとの併用もおすすめです。

3-3.生活習慣に気をつける

食事や睡眠といった生活習慣を整えることも、肌の乾燥予防に一定の効果が期待できます。

ポイント

食事・カフェインの摂りすぎは利尿作用により、身体の水分が失われる
・新陳代謝を促進するビタミンB2やB6を不足させないようにする
睡眠・就寝中に分泌される「成長ホルモン」は、コラーゲンやヒアルロン酸の生成を促進する働きがある
・長さよりも質の高さのほうが重要である

肌を作る基本は、栄養バランスのとれた食事です。必要な栄養素が十分に取れていないと、肌荒れや皮脂不足を招いてしまいます。また、1日の中でしっかりと水分を補給することも意識してください。

加えて、睡眠時間をしっかりと確保することも大切です。生活リズムを見直し、健康的な身体と健やかな肌を目指しましょう。

3-4.部屋の乾燥対策をする

加湿器などの電化製品を活用し、部屋の空気にも気を使いましょう。一般的には、湿度が40%を下回ると肌や喉を傷める原因となると言われています。乾燥肌対策を目的とする場合、部屋全体の湿度を50~60%前後に保つことを意識しましょう。

濡れタオルを干すことや小型のスチーマーを使うことでも室内の湿度を維持できるため、乾燥が気になる時季はぜひ試してみてください。

まとめ

顔の乾燥が進むと、粉ふき・かゆみ・炎症などのトラブルが起きることがあります。顔の乾燥を防ぐためには、原因を把握した上で、スキンケアを見直し保湿を徹底しましょう。また、食事や睡眠などの生活習慣にも注意が必要です。栄養や水分をよくとり、規則正しい生活を送りましょう。

さらに、室内の乾燥も肌の乾燥の原因となるため、エアコンの風に気をつけたり、加湿器を活用したりすることがおすすめです。

この記事を監修したドクター

CLINICA BellaForma

院長 佐藤 英明 先生

目の下のシワ|5つの原因と対策・セルフケア方法を解説!

目の下のシワの原因は、乾燥・紫外線・摩擦・目の疲れ・たるみなどと言われています。シワを防いだり改善したりしたい場合は、それぞれの原因を知って、適切な対策を行うことが大切です。

この記事では、目の下にシワができる5つの原因と対策に加え、日頃の習慣に取り入れやすいシワ改善につながるセルフケアを4つ紹介します。顔の印象を左右する目の下のシワの予防・改善を目指し、若々しい印象を保ちたい方は、ぜひ参考にしてください。

目次

1.目の下にシワができる5つの原因と対策

顔の中でも特に印象に残りやすい目もとのケアに気を遣っている方は多いでしょう。目もと周りの皮膚は非常に薄くデリケートなため、シワができやすい部分でもあります。気を付けているつもりでも、知らず知らずのうちに負担をかけて、シワを作ってしまっているかもしれません。

目もとのシワは、見た目年齢に大きな影響を与えます。以下のような行為はシワの原因となってしまう可能性があるため、当てはまっていないかチェックしましょう。

1-1.紫外線対策を行う

乾燥による細かい小ジワは「ちりめんジワ」とも呼ばれます。水分を保持する役目のセラミドが不足し、うるおい不足でしぼんだような状態です。目の周りは、もともと皮脂腺がほとんどないため乾燥しやすく、洗浄力の高いクレンジングでさらに油分が落とされて乾燥していることがあります。脂性肌で吹き出物が出やすいという方でも、まぶたにニキビができることは少ないのではないでしょうか。

・対策

スキンケアにセラミドが配合された化粧水やアイクリーム、保湿力の高いオイルを取り入れることで、乾燥を防いで新たなちりめんジワをできにくくします。保湿は、今あるシワが目立たないようにするのにも効果的です。

1-2.紫外線によるダメージ

紫外線は、肌にハリをもたらしているコラーゲンやエラスチンを壊し、真皮にダメージを与えてしまいます。真皮へのダメージは、なかなか消えない深いシワの原因です。また、紫外線は肌のバリア機能を低下させ乾燥の原因ともなるため、紫外線対策を怠っていると必然的に乾燥しやすくなります。

1-3.摩擦などの刺激

目をこすったり、洗顔やメイクのときの摩擦がダメージとなったりして、肌のキメが乱れてしまいシワにつながる場合もあります。

・対策

マスカラやアイラインなどの落としにくいアイメイクのクレンジングは、思わずこすって落としたくなりますが、摩擦はNGです。まず、ポイントリムーバーとコットンを使用し、優しく丁寧にオフしてからクレンジング・洗顔をしましょう。

1-4.目の疲れ

眼精疲労は、ネット社会を生きる現代人の多くが抱えている不調です。スマートフォンやパソコンの液晶を長時間見ているとまばたきが減り、乾燥するだけでなく血行不良も招きます。そのため、老廃物が流れず溜まったままとなり、シワ以外にたるみやくすみなどさまざまな肌トラブルも引き起こします。

・対策

1時間に1回の休憩をとり、ホットタオルやアイマスクなどでリラックスしながら血行を促進することで、疲労回復効果も期待できます。人間は視覚からの情報に頼りすぎているため、目を閉じて休むだけでも眼精疲労の一時的な回復に効果があるとされています。

1-5.たるみ

年齢を重ねると、肌のハリや弾力を生み出しているコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などが減少し、皮膚を支えきれずに重力に負けてしまう状態がたるみです。たるみがあると目の下に影ができ、暗い印象になるため、疲れたように見えてしまいます。

・対策

ビタミンCにはコラーゲン生成を助ける働きがあるため、サプリメントや薬の服用でたるみの予防・改善が期待できます。また、これ以上コラーゲンやエラスチンなどを破壊されないために、紫外線対策も欠かさないようにしましょう。

2.目の下のシワ改善が期待できるセルフケア

日頃のスキンケアや紫外線対策を徹底することで、目の下のシワの予防や改善の効果が見込めると言われています。ほかにも、マッサージやエクササイズなどで目の周辺の血流改善や硬直している筋肉をほぐすことによって、目の開きやシワ、たるみの改善も期待できます。
専用のグッズなどは使わず、自分の手だけでできるセルフケアを以下で紹介します。ぜひ、参考にしてください。

2-1.眼輪筋のエクササイズ

眼輪筋とは、目のくぼみ付近にあり、まぶたの開閉にかかわる筋肉です。眼輪筋が年齢とともに衰えると目の開きが悪くなり、目の下のたるみやクマの原因となります。
眼輪筋のエクササイズの例は次の通りです。
1.薬指の腹でまぶたを軽く引き上げ、10回まばたき
2.人差し指と中指の腹を目頭と目尻に添え、軽く圧をかけながら10回まばたき
3.人差し指と中指をつけて指の腹を目尻に添え、軽く圧をかけながら10回まばたき

まぶた周辺はデリケートなため、爪で傷つけたり眼球を強く押したりしないよう気を付けて行いましょう。また、手を使わずにできる眼輪筋のトレーニング方法はこちらです。
1.目を「ギュッ」と閉じて、10秒キープ
2.目を見ひらいて、10秒キープ

非常に簡単ですが、1セット行うだけでも目がすっきりします。ぜひ仕事の休憩やスキマ時間などに取り入れ、習慣として行ってください。

2-2.側頭筋のマッサージ

眼精疲労による筋肉のコリは、頭皮にまで影響します。中でも、側頭筋は眼輪筋と隣接しており、側頭筋からアプローチすることで眼輪筋の血行改善につながります。側頭筋は目だけでなく、口周りやあごの筋肉とも密接にかかわっているため、エラの張りや頬のたるみが気になる場合にも改善が期待できます。

側頭筋のエクササイズの例は次の通りです。
1.頭全体を持ち上げるように、手のひらを上に向けて耳の上あたりを挟む
2.親指をこめかみあたりに押し当て、後頭部の方向に引っ張り上げる
3.そのまま口を大きく10回ほど開閉する
4.親指の位置を後頭部側に1~2cmほどずらし、1~3を繰り返す
側頭筋をほぐすことで、まぶたが軽くなり目の開きがよく感じるでしょう。

2-3.目の周りのツボ押し

長時間のデスクワークで目の疲労を感じたとき、すぐに行えるツボ押しも血流改善に効果があるとされています。ツボの位置さえ把握してしまえば人目を気にせずどこでもリフレッシュができるため、ぜひ覚えておきましょう。
以下は目の周りのツボの例です。

承泣(しょうきゅう)眼精疲労に効果があるとされる。目の中央、真下の骨のフチにあるツボ
球後(きゅうご)血液やリンパの流れを促すとされる、承泣と目尻のちょうど真ん中にあるツボ
太陽(たいよう)血行促進効果が期待される。左右の目尻の少し外側にある、骨がくぼんだところにあるツボ

気持ちよさを感じられる程度の力加減で、ゆっくり押すようにマッサージしましょう。

まとめ

目の下にできるシワの改善を目指すためには、乾燥や紫外線などの原因を把握し、しっかりと対策を行うことが大切です。また、目の周りにある筋肉のエクササイズや目の付近にあるツボへのアプローチなど、簡単に取り入れられるセルフケアを実践してみるとよいでしょう。

この記事を監修したドクター
STスキンクリニック青山

院長 田澤しおり 先生

たるみ毛穴が治らない…悩んでいるときに試してほしい5つのこと

年齢を重ねるとともに肌の悩みも比例して増える人は少なくありません。シミやシワ、たるみは肌悩みの上位として挙げられますが、「たるみ毛穴」もまた多くの人が抱える悩みの1つです。

この記事では、たるみ毛穴ができる主な原因や毛穴にまつわる悩みの種類、たるみ毛穴の改善が期待できる対策を解説します。たるみ毛穴が治らない原因を知った上で、みずみずしい毛穴レス肌を目指したいと考える人は、ぜひ参考にしてください。

目次

1.顎のたるみや二重あごの主な原因とは?

たるみ毛穴とは、本来は丸く引き締まっているはずの毛穴が緩み、重力に負けて垂れ下がり細長く伸びて目立つようになった状態の毛穴です。30代以降になると頬の毛穴がたるみ毛穴として目立ちやすくなり、放置すると毛穴同士がつながって線状のシワになるケースもあります。

仰向けの状態で鏡をチェックしたとき、普段よりも毛穴が目立たなくなるのであれば、それはたるみ毛穴であると言ってもよいでしょう。

1-1.たるみ毛穴ができる主な原因

たるみ毛穴を改善したい場合は、まず「なぜたるみ毛穴ができるのか」を理解することが大切です。一般的に、たるみ毛穴ができる主な原因として、下記の4つが挙げられます。

肌のハリ・弾力不足
肌に十分なハリや弾力があれば、毛穴の周囲はしっかりと引きしまりたるみません。しかし、真皮層のコラーゲンやエラスチンなどが減少したり劣化したりすると、肌のハリを保つことや重力に逆らうことができなくなり、毛穴がたるみます。加齢やストレスが影響する他、紫外線による肌ダメージもコラーゲンやエラスチンを減少させる原因です。

表情筋の衰え
顔の筋肉が衰えて皮下脂肪を支えきれなくなることも、たるみ毛穴ができる原因です。加齢による自然な衰えの他、普段から表情の変化が乏しいことや表情のクセによって筋力が偏ることも、表情筋の衰えにつながります。

乾燥
皮膚の潤いが足りず乾燥することで、肌のなめらかさやハリが保たれにくくなることも、毛穴の開きやシワ、たるみが目立つようになる原因です。皮膚の乾燥は、加齢や紫外線の影響による保水力不足が招きます。

皮脂の過剰分泌
皮脂が毛穴に詰まり、押し広げることもたるんだ毛穴がより目立つようになる原因です。ホルモンバランスや食生活の乱れ、肌の乾燥などが過剰な皮脂分泌につながります。

1-2.その他の代表的な毛穴の種類

毛穴が目立ちやすくなる原因は、たるみ以外にもいくつかあります。下記は、毛穴トラブルの代表的なタイプと概要です。

詰まり毛穴(白角栓・黒角栓)

原因・皮脂の過剰分泌
・洗顔・クレンジング不足
・毛穴の中に溜まった皮脂や角質
特徴・鼻の頭・額・あごなどに多く見られる
・詰まっている期間が長いと酸化して黒ずむ
・触るとざらつく
・少し膨らみがある
・悪化するとニキビになる

開き毛穴

原因・皮脂の過剰分泌
・洗いすぎ・紫外線などによる肌のバリア低下
・保湿不足によるハリの低下
・角栓除去後の収れん力不足
特徴・形が丸い
・夏なると目立ちやすい
・脂性肌に多く見られる
・男性に多く見られる

黒ずみ毛穴

原因・メラニン色素の過剰分泌
・毛穴の入り口で生成されたメラニン色素の沈着
特徴・毛穴が黒ずんで見える
・毛穴が開いた状態になり目立つ

乾燥毛穴

原因・肌の水分不足
・キメの乱れ
・毛穴周りの凹み
特徴・洗顔後に肌のツッパリを感じる
・秋や冬に目立ちやすい

クレーター毛穴

原因・ニキビケアの失敗
特徴・ニキビがあった部分の毛穴が大きく凹んだ状態になる

2.「たるみ毛穴が治らない…」そんなときに試してほしいこと

開いた毛穴の原因や適切な対策は、毛穴のある部位や年齢によっても異なります。たるみ毛穴へアプローチをするにあたっては、毛穴が開いてしまっている原因に合った対策を行うことが必要です。

ここでは、毛穴の開きが治らないときに試してみることで、たるみ改善が期待できる毛穴対策を5つ紹介します。

2-1.洗顔方法を見直す

たるみ毛穴の原因が毛穴汚れや乾燥肌の場合は、洗顔方法を見直してみましょう。きちんと洗顔できているつもりでも、洗い残しがあれば汚れが詰まり、毛穴の開きが目立ちます。しかし、汚れを落とそうとゴシゴシと擦りすぎたり洗いすぎたりすれば、今度は肌トラブルを招く恐れがあるため注意しましょう。
下記のポイントに気をつけると、毛穴に与えるダメージを押さえることができます。

・肌に優しい洗顔料を選ぶ
・洗浄力がある洗顔料を選ぶ
・ポイントメイク専用のリムーバーを利用する
・ぬるま湯を使用する
・洗顔料は弾力が出るまで泡立てる
・肌を擦らない
・泡を滑らせるようにして洗う
・できるだけ短時間で手早く洗う
・汚れや洗顔料を残さないようにしっかりとすすぐ
・タオルでごしごしと擦らず、押さえるようにして水分を吸い取る

2-2.化粧品を見直す

化粧品を見直すことでも、たるみ毛穴の改善が期待できるでしょう。肌の状態が年齢によって変化するように、肌に合った化粧品も年齢や肌状態によって異なります。若いときからずっと変わらずお気に入りの化粧品を使い続けている場合、今の肌には合わなくなっているのかもしれません。

たるみ毛穴が目立つようになってきたら、下記のポイントを押さえたアイテムへの変更を検討してみましょう。

・薬用の化粧品を選ぶ
・保湿力の高い美容成分が配合された化粧水やクリームなどを使う
・導入美容液を使う
・収れん効果のある成分が配合された化粧品を使う
・ビタミン誘導体が配合された化粧品を使う
・推奨されている年代が合致する化粧品を使う

2-3.食事を見直す

毛穴に皮脂や角栓が詰まっている様子はなく、適切な化粧品を選んでいるにもかかわらず毛穴のたるみが気になる場合、食事の見直しも有効です。皮膚のコラーゲンやエラスチン、水分量が減少すると、肌のハリや潤いが足りなくなり毛穴がたるむ可能性が高まります。

また、体内の活性酸素が増えることでも肌の老化やたるみを招くため、抗酸化作用を高める食事を積極的に取るとよいでしょう。下記は、食事を見直す際のポイントです。

・大豆イソフラボンが含まれた食品を選ぶ
・ポリフェノールが含まれた食品を選ぶ
・良質なタンパク質を摂る
・ビタミンA・C・E・B2・B6を摂る
・鉄分・硫黄・亜鉛を摂る
・脂肪や糖分を多く含んだ食べ物は避ける
・アルコールの飲みすぎを避ける
・冷たいものは避ける

2-4.生活習慣を見直す

乱れた生活を続けていると、肌の回復が遅れたり老化が進みやすくなったりします。スキンケア方法や食事を見直すことも重要ですが、まずは自分自身の生活習慣そのものを見直してみましょう。どれも当たり前のことばかりではありますが、意識して生活することでたるみ毛穴にもよい影響が期待できます。
下記は、日頃から心がけておきたい生活習慣のポイントです。

・規則正しい生活を送る
・バランスのよい食事を取る
・十分な睡眠時間を確保する
・良質な睡眠を取る
・ストレスをためすぎない
・無理なダイエットはしない
・帰宅したらすぐに化粧を落とす
・タバコは避ける

2-5.保湿・UVケアを徹底する

たるみ毛穴には、徹底した保湿とUVケアが有効です。肌が乾燥するとハリや弾力が低下し、たるみ毛穴が目立ちやすくなります。また、紫外線も皮膚のコラーゲンやエラスチンを破壊したり、変形させたりしてたるみ毛穴を招く原因の1つです。セルフケアでしっかりと潤いを与えて肌をふっくらさせつつハリや弾力の低下を押さえることで、毛穴やシワが目立ちにくくなります。
保湿やUVケアを徹底する際は、下記のポイントを押さえておきましょう。

・基礎化粧品・化粧品・洗顔料・日焼け止めは、保湿力の高いものを選ぶ
・洗顔後はなるべく早く丁寧に保湿する
・化粧水や乳液は省略しない
・乾燥が気になる部分にはクリームを重ねづけする
・UVケアは1年中行う
・日焼け止めに加えて帽子や日傘なども利用する

まとめ

たるみ毛穴は、加齢や表情筋の衰えなどが原因で皮膚が重力に負けて垂れ下がり、引き伸ばされた毛穴が目立つようになった状態です。生活習慣や洗顔方法を見直し、保湿・UVケアを徹底することで、ある程度までは自力での改善が期待できます。

この記事を監修したドクター
CLINICA BellaForma

院長 佐藤 英明 先生

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