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2023.08.17

ハイフの仕組みとは?ショット数や副作用に関する内容も解説

ハイフは、顔や身体にメスを入れることなく、リフトアップやたるみの改善などが期待できるとして人気が高まっている美容施術です。施術時間やダウンタイムが比較的短く済むケースが多いため、施術を受けてみようか迷っている方も多いでしょう。

この記事では、ハイフの概要と仕組みや医療ハイフ・エステハイフの違い、施術を受ける際に目安となるショット数を解説します。ハイフで生じる可能性がある副作用なども紹介するため、ハイフを理解してからクリニックを探したいと考える方は、ぜひ参考にしてください。

目次

1.脱マスク生活の美容意識について

ハイフとは、「High Intensity Focused Ultrasound(高密度焦点式超音波)」の頭文字を取った略語で、「HIFU」とも表記します。比較的新しい美容施術の1つで、リフトアップやしわ・たるみの改善、小顔効果が期待でき、施術時間やダウンタイムも短めであるとして人気がある機器です。

人間の皮膚は、表皮・真皮・皮下脂肪・SMAS筋膜の順に層を形成しています。中でも、皮膚がたるむ大きな原因とされているのが、肌の土台に当たるSMAS筋膜の緩みです。以前は、トレーニング以外にSMAS筋膜の緩みを和らげる方法は、外科手術しかありませんでした。

ハイフでは、施術対象となる部位へ高密度に収束させた超音波を照射し、加熱することで起こる熱変性によって皮膚の収縮を狙います。超音波による施術のため、メスや針、糸といったものは使用しません。肌の土台であるSMAS筋膜に熱エネルギーを照射して収縮を促し、リフトアップ効果が実感しやすくなる仕組みです。

ハイフは、ターゲットとなる層に合わせて照射深度を変化させることで、さまざまな肌トラブルや悩みにアプローチできると言われています。また、熱変性を起こした施術部位が治癒する過程で肌組織内のコラーゲン生成も促されるため、肌を引き締めたり潤いやハリを増やしたりする効果も期待できる施術です。

1-1.医療ハイフ・エステハイフの違い

ハイフは、医療ハイフとエステハイフの大きく2種類に分けられるというイメージをもっている方が多いのではないでしょうか。しかし、そもそもハイフ治療は、皮下にたるみやリフトアップに適切な温度の熱刺激を与える侵襲行為です。

エステサロンに導入されているハイフマシンは、医療用と比べて出力を落としていると謳っているマシンが多いようですが、その性能などは明らかになっておらず、エステハイフによる神経障害の事故などが多数報告されているのが現状です。

医療ハイフの1回の施術料金は比較的高額となるものの、効果が期待できる利点があります。一方で、エステハイフは出力が制限されているため、効果を感じられるまでに回数や時間がかかる傾向です。

2.【ハイフの仕組み】ハイフの「ショット数」とは?目安も紹介

ハイフを受ける際には、施術の目安として「ショット数」という単位が使われます。ショット数とは、ターゲットとなる部位に照射する超音波の回数のことです。

一般的に、ハイフの出力が同程度であれば、ショット数が多いほど照射範囲が広く、また高い効果を実感しやすくなります。ただし、ハイフの効果を実感するにはショット数以外にも年齢や体質といった個人差が影響するため、カウンセリングの際に目安を確認するとよいでしょう。

ここでは、ハイフのショット数に関して詳細を解説します。

2-1.プッシュ数との違い

稀に、ハイフのショット数と混同されやすい単位として「プッシュ数」という単位を使われていることがありますが、一般的な表現ではありません。クリニックのウェブサイトなどでは、ショット数を参考にすると良いでしょう。

2-2.ショット数の目安

ハイフの効果を実感するためには、ショット数が重要です。しかし、ショット数を増やせば、比例して効果も高まるとは限りません。受ける人の肌質やたるみの状態、施術の目的やターゲット部位に応じて、その人に合った適切なショット数で施術を受ける必要があります。

下記は、医療ハイフを受ける場合に目安となるショット数と施術範囲です。

100~200ショット

照射時間の目安5~15分程度
適した施術範囲の例・目の下のくま/たるみ
・あご下のたるみ
・二重あご

400ショット

照射時間の目安5~20分程度
適した施術範囲の例・目の下~フェイスライン
・あご全体

600ショット

照射時間の目安20~30分程度
適した施術範囲の例・顔全体

800ショット

照射時間の目安30~45分程度
適した施術範囲の例・顔全体+首
・顔全体+気になる部分に追加照射

2000ショット

照射時間の目安範囲による
適した施術範囲の例・二の腕
・ふくらはぎ

4000ショット

照射時間の目安範囲による
適した施術範囲の例・腹部

なお、基本的に鎖骨周辺・肘・膝といった皮膚の薄い場所は、ハイフの施術対象外となります。

3.ハイフには副作用がある?

ハイフは、超音波で肌の深部各層に熱を加えることによって、熱のダメージによる「創傷治癒作用(怪我をしたときに治っていく作用)」で美容効果を期待する治療法です。そのため、正しい出力・回数で施術しても、施術中・施術後に副作用が発生するケースがあります。下記は、ハイフが原因として発症例が報告されたことのある副作用です。

・肌の赤み
・腫れ/むくみ
・肌の乾燥
・痛み

副作用の程度にもよりますが、正しく対処すれば基本的に短期間で治まることが多いようです。

3-1.美容医療を受ける際の懸念点

一般的なクリニックでハイフを受ける際には、下記の5ステップで施術が進みます。

STEP1カウンセリング
STEP2洗顔/クレンジング
STEP3施術
STEP4アフターケア

継続して施術を受ける場合に必要とする間隔は、使用するマシンや施術部位によって異なるため、カウンセリング時に推奨期間を確認するとよいでしょう。

【記事に関する免責事項】

この記事を監修したドクター
STスキンクリニック青山

院長 田澤しおり 先生

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